※テツクル(3)提供

写真拡大

労働者の意欲をくじくパワハラ標語がSNS上で大きな注目を集めている。

【写真】みなさんの勤務先、こんな貼り紙ないですか?

きっかけになったのは街金に勤務するテツクル(3)さん(@tetukuruixi)が「債務者の会社訪ねたら経営不振を社員のせいにしてた。」と投稿した2枚の写真。

テツクル(3)さんが訪れた会社の壁にでかでかと張り出された「人に聞くばかりじゃなくて自分で考えることも大事だよ!」「意欲のない者は去れ」といったパワハラ感、モラハラ感あふれるワードたち。昭和30年代ならいざ知らず、現代に職場でこんな標語を見て気分のいい人はほとんどいないだろう。

今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「あー、、、意欲のある奴から去ってく奴だ。意欲のある奴は転職してステップアップする方向でも意欲があるし、同業他社はそういう奴をめざとくリストアップしてるもんだからな。」
「面接でこのポスターみたらその場で逃げるべき」
「よりにもよってマンスリータイプ(定期購読)なのが、如何にもという感じですね……」

など数々の驚きの声が寄せられている。

投稿した人に聞いた

テツクル(3)さんに話を聞いた。

ーーこの会社について話せる範囲で。

「自社ビルを持つ不動産屋ですが、ビルには第6位抵当権まで設定されていました」

ーーこれらのポスターや標語への感想をあらためて。

「ポスターはビルの共有部に掲示されていました。傾いてる会社のくせに社員への要求は欲張りすぎだろと思いました。社員全員深海魚みたいな顔色してました」

ーー投稿の反響を呼びました。

「今回のポストきっかけでポスター発行元のことを知って検索してみたんですが、闇深いポストだらけだったのでXを閉じました。知らないままで生きていたかったです」

◇ ◇

働く人のモチベーションを上げるのも下げるのも、こういった言葉ひとつだったりする。職場に何か標語を掲げる際にはよくよく検討のほどを。

なお今回の話題を提供してくれたテツクル(3)さんは不動産を担保に融資する業態の街金に勤務している。「融資をご希望の方は不動産の登記簿謄本用意してDMください」とのことだが、返せる見込みのない過度の借り入れにはくれぐれもご用心いただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)