横浜F・マリノスは26日、栃木SCへ期限付き移籍していたMF植田啓太(21)が復帰することが決まったと発表した。

 植田は横浜FMユースから2021年にトップチームへ昇格し、同年に栃木へ期限付き移籍。今季はJ2リーグ戦12試合、天皇杯3試合に出場した。

 横浜FM復帰にあたり、クラブ公式サイトを通じて「3年間栃木SCで積み上げてきたものに自信を持ってピッチ上で発揮すると同時に、新しいものを吸収して成長していきたいと思っています。日々感謝と謙遜心を忘れず、F・マリノスの勝利に貢献できるように頑張ります」とコメントしている。

 また、栃木の公式サイト上では「僕自身栃木SCに何も残せてないまま戻ることになってしまっていいのかとても悩みましたがより厳しい環境に身を置き、3年間積み上げてきた自分の価値を示すと同時に高いレベルでチャレンジをしたい想いが強く今回の決断に至りました」と説明。「栃木SCを愛する皆様が今後『植田啓太は栃木SCが育てた』と胸を張って自慢できる選手に僕はならないといけません。これからも栃木県で学ぶことができた感謝と謙遜心を忘れずに精進していきます。3年間本当にありがとうございました」と決意や感謝を語った。

以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文

●MF植田啓太

(うえだ・けいた)

■生年月日

2002年9月3日(21歳)

■出身地

神奈川県

■身長/体重

174cm/66kg

■経歴

横浜FMプライマリー-横浜FMJrユース-横浜FMユース-横浜FM-栃木

■出場歴

J2リーグ:44試合 3得点

天皇杯:7試合

■コメント

▽横浜FM

「このたび、栃木SCから横浜F・マリノスに復帰することになりました。

3年間栃木SCで積み上げてきたものに自信を持ってピッチ上で発揮すると同時に、新しいものを吸収して成長していきたいと思っています。

日々感謝と謙遜心を忘れず、F・マリノスの勝利に貢献できるように頑張ります。よろしくお願いいたします。」

▽栃木

「栃木SCを愛する全ての皆様、2023シーズンも多大なるご声援とご支援ありがとうございました。

この度、横浜F・マリノスに復帰することになりました事を報告させていただきます。

栃木県で過ごした3年間を振り返ると素晴らしい瞬間を共に過ごせた反面、辛く苦しい時間の方が多かったように思います。ピッチ内外で多くの壁にぶつかり、失敗をしました。ただその度に橋本社長や山口強化部長、監督、コーチングスタッフ、選手の先輩方、フロントスタッフ、ファンサポーターの皆様、スポンサー様、お世話になったご飯屋さん、地域の皆様に助けられて乗り越えることができました。

だからこそ苦しい時間もマイナスに捉えることなく、成長の過程だと思うことができ本当に楽しかったですし、今は栃木SCを通して繋がれた全ての皆様との縁に感謝をしております。

僕自身栃木SCに何も残せてないまま戻ることになってしまっていいのかとても悩みましたがより厳しい環境に身を置き、3年間積み上げてきた自分の価値を示すと同時に高いレベルでチャレンジをしたい想いが強く今回の決断に至りました。

皆様には色々なものをもらってばかりで恩返しは何一つできませんでしたが、今後の活躍で返していくしかないと思っています。

栃木SCを愛する皆様が今後「植田啓太は栃木SCが育てた」と胸を張って自慢できる選手に僕はならないといけません。

これからも栃木県で学ぶことができた感謝と謙遜心を忘れずに精進していきます。

3年間本当にありがとうございました。」