J1リーグ第30節 横浜FM 4(1-0)1 札幌
14:03キックオフ 日産スタジアム 入場者数23,286人
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お互いにラインを高く保ち、ハイプレスをかけるチーム同士の対戦だが、横浜FMはけが人が続出してDFの数が足りない。そのためやや引き気味にして相手を誘い出し、その裏を突く戦いが奏功した。

ペナルティエリアを攻略した回数は札幌の方が多かったはずだ。そこから横浜FMはカウンターを狙った。19分の先制点はまさしくその形で、まだ自陣深くでアンデルソン・ロペスがチャージを受けるもののこらえ、左サイドの宮市亮にパスを通すと、俊足FWは一目散にゴールを目指してネットを揺らした。

その後も同じような構図が続くが、両GKの素晴らしい守りになかなか追加点は入らない。だが84分、杉本健勇のふわりとしたボレーが決まると、さらに前に出てきた札幌は立て続けにカウンターを決められ、1点は返したものの83分以前の試合内容には似つかわしくないスコアで試合を終えた。

首位の神戸も勝ったため、2位の横浜FMとの勝点差は4のまま。残り4節、ピリピリした戦いが続く。

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート