司会者もジャニーズ外し?(2018年の櫻井翔)

 連日、世間の関心を集めている、ジャニーズ性加害問題。今年の紅白歌合戦にも影響が出てくると見られている。

 9月7日に開いた会見後、各企業がCM契約を打ち切り・更新なしを発表するなど、ジャニーズ事務所は世間から厳しい逆風にさらされている。創業者・ジャニー喜多川氏の性加害を認め、被害者への補償を明言したものの、藤島ジュリー景子社長がいまだ取締役として残留し、社名も変更しなかったことが主な原因とみられる。

 世間の厳しい反応をうけ、19日には、東山紀之新社長が10月2日に新たな方針を公表することを発表。社名変更についても匂わされている。

「現状、テレビ番組のジャニーズタレント出演は、民放各社に判断が委ねられています。TBSは事務所に要望書を渡したこと発表しており、テレ東も事務所に申し入れをしたとしつつ、新規の出演依頼は『極めて慎重に判断する』と表明しました。

 年末のNHK紅白歌合戦に出場できるか否かも取りざたされており、一部報道では出場グループ半減、という見方も出ています。最近はコンスタントに5〜6組が出場してきましたから、影響は大きいでしょう」(芸能記者)

 例年、紅白の出場者発表は10月中旬から11月初旬におこなわれる。あまり時間が残されていないなか、各所に対応が迫られている形だ。ネットニュースのコメント欄には、「紅白は辞退すべき」という厳しい声も相次いでいる。

《いまだにこんな話が出ることに驚きです 本来事務所を解体すべき話なのになぜ存続する前提で紅白出場なんて話が出てくるのか 毎年ジャニーズは数組出ますがジャニだらけで違和感しかありませんでした》

《世間が納得するような改善策も打ち出されておらず、まだ被害者とも和解も出来ていません。そのような中で、私を含めた大多数の国民から半強制的に受信料を徴収しているNHKが、紅白にジャニーズを出演させるのは反対です》

《出場しなくていいです。自分の推しグループが出なくなるのは寂しいし、恐らく見ないけど、こんな状況で出場するのは違うと思います》

 また、紅白歌合戦の番組構成自体にも、見直しを求める声が目立った。さかのぼれば1951年から続いている大型番組ではあるものの、近年は視聴率低下に苦しみ、若者層を意識したキャスティングが多くなっていた。しかし、2022年末の視聴率は歴代ワースト2位という有様で、番組に対する不満を持つ人も多かったようだ。

《昔に比べて放送時間が長くなって久しい紅白。(昔は9時から)長時間になったから間延びして良い番組が作れなくなったのでは?長ければ良いというものでもないと思います。ジャニーズがこんなことになったなら出演させないで、その分削ってもいいのではないでしょうか?》

《紅白は子供からお年寄りまで楽しく見る大晦日の番組でした。訳の分からないグループ紅組も含め要らない、ひと昔前の聴いていて楽しいに戻る様になると信じています》

《若い10代、20代の視聴者狙いでジャニーズ枠を多くして、K-POPの枠もすごく多くなった。結果的にはNHKの目論見は失敗で流行りのアーティストが出場しても視聴率は上がらない。紅白もそろそろ見直していくべきでは?昔の紅白の方が年末らしい、慌ただしさの中進めてられていく紅白の方が面白かったなぁ》

 NHKは、紅白歌合戦のジャニーズ起用について《所属事務所の人権を尊重する姿勢なども考慮して、出演者の起用を検討したいと考えております》とコメントしている。はたしてどこに着地するのだろうか。