昨年のセントライト記念以来の勝利を狙うガイアフォース(撮影:下野雄規)

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 昨年のセントライト記念覇者のガイアフォース(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)が、オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)で重賞2勝目を狙う。

 ガイアフォースは父キタサンブラック、母ナターレ、母の父クロフネの血統。母は11年戸塚記念など地方重賞5勝。近親には01年のスプリングSなど重賞2勝のアグネスゴールド、00年の弥生賞を制したフサイチゼノン、ダート重賞を8勝したリミットレスビッドなどの活躍馬がいる。

 ここまで9戦3勝。昨年のセントライト記念でアスクビクターモアを下し、重賞初挑戦で初制覇。その後は菊花賞が8着、AJCCが5着と人気を裏切る形となったが、春からマイル路線に転じて復調。マイラーズCでシュネルマイスターからクビ差の2着に肉薄すると、安田記念でも強敵相手に0秒2差の4着。一線級相手でも五分に戦えることを示した。

 今回は再び中距離路線に転じることとなるが、舞台はセントライト記念を制した中山芝2200mなので心配ないだろう。今後を占う大事な一戦。願わくはタイトルホルダーを撃破して、2つ目の重賞タイトルを手にしたい。