グランドセイコー「キャリバー9S」25周年記念の限定モデルはダイヤルで雲海を表現

2023年8月31日 19時0分

グランドセイコーにおいて、多くのモデルに搭載されてきたメカニカルムーブメント「キャリバー9S」は、今年がデビュー25年目のアニバーサリーイヤー。先端技術と匠の技の融合により、精度、持続時間、部品の製造、組立や調整技能など、さまざまな面で進化を続けています。

現在は2020年に登場した「キャリバー9SA5」や、グランドセイコー初のメカニカルクロノグラフムーブメント「キャリバー9SC5」が、世界中のコアなウオッチファンから注がれる熱い視線を一身に集めています。

9月8日に発売がスタートする「グランドセイコー」注目の最新作は、そんな「キャリバー9S」の生誕25周年を記念して作成されたスペシャルなリミテッドコレクション。スポーツタイプの「Sport Collection キャリバー9S 25周年記念限定モデル」（104万5000円）と、クラシックなデザインを備えた「Elegance Collection キャリバー9S 25周年記念限定モデル」（75万9000円）の2種類で展開されます。

▲「Sport Collection キャリバー9S 25周年記念限定モデル（SBGJ275）」

「Sport Collection キャリバー9S 25周年記念限定モデル」はクロノグラフやダイバーズなど、豊富なラインナップを擁する「Sport Collection（スポーツコレクション）」からのリリースとなる機械式腕時計。

岩手県に拠点を構える「グランドセイコースタジオ雫石」から望む、岩手山を包み込む雲海の雲をダイヤルデザインで表現し、昼夜の時間帯を青と白（ルミブライト）で色分けしたサファイアガラス製ベゼルが、高級感を演出するとともに優れた視認性を実現しています。

また、20気圧防水（日常生活用強化防水）を有したメカニカルウオッチでは初となるシースルーバックを採用。

陽極酸化処理を施すことによって生まれたスカイブルー色の回転錘が、ダイヤルと同様に雲海が広がる美しい青空を表現。同時にムーブメントの姿をいつでも眺めることができます。

そのムーブメント・キャリバー9S86は、「キャリバー9S」の流れを汲む機械式自動巻（手巻付き）ムーブメントで、37石・毎秒10振動（毎時3万6000振動）を備え、平均日差（静的精度）+5秒～-3秒と高い時間精度を実現。パワーリザーブは約55時間と、長時間に渡って安定した駆動を維持します。

時計ケース（44.2mm径×厚さ14.8mm）とブレスレットはステンレススチール製。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス製で、常にクリアな視界の元で時分秒＆デイ表示を確認することができます。

なお、販売本数は世界限定2000本、うち国内販売本数は875本となります。

▲「Elegance Collection キャリバー9S 25周年記念限定モデル（SBGM253）」

「Elegance Collection キャリバー9S 25周年記念限定モデル」は、優れた実用性と美しさを兼ね備えた人気ライン「Elegance Collection」からの登場。

長きに渡って愛されているクラシカルなデザインをベースに、岩手山の山頂から見上げる中天の情景をスカイブルーのダイヤルに落とし込んでいます。

ボックス型サファイアガラス（内面無反射コーティング済み）の風防越しにブルースチールのGMT針をあしらうことで、「グランドセイコー」らしい優雅さにモダンな雰囲気を携えた仕上がりとなっています。

ケースバックはシースルー仕様。陽極酸化処理によりグランドセイコーブルーカラーを纏い、獅子のエンブレムをあしらった回転錘と、緻密な時の刻みを示すメカニカルムーブメント・キャリバー9S66（35石・毎秒8振動／毎時2万8800振動・平均日差+5秒～-3秒・パワーリザーブ約72時間）の姿をいつでも好きなだけ眺められます。