本誌が5月に目撃した『片思い世界』撮影現場

「みなさん、朝ドラ経験者ということもあり、その話題で盛り上がっていますよ。とにかく3人とも和気あいあいとしていますので、現場では『“かわいい” があふれてるね〜！』と盛り上がっています」（映画関係者）

　広瀬すず、杉咲花、清原果耶がトリプル主演、『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二が書き下ろしたオリジナル脚本を土井裕泰監督で映画化する『片思い世界』が製作中だ。2024年に公開される。

　広瀬は『なつぞら』（2019年度上期）、杉咲は『おちょやん』（2020年度下期）、清原は『おかえりモネ』（2021年度上期）でヒロインを務めた、言うなれば、“朝ドラ三姉妹”。3人揃っての共演は今回が初めてとなる。

　本誌も5月下旬ごろ、3人が同じ現場に駆けつけた撮影の様子を目撃している。出演していたエキストラは、当時こう明かしていた。

「広瀬さんと杉咲さんのかけあいのシーンでは、シリアスな場面だったからか、現場はピリピリした雰囲気が深夜0時ごろまで続きました。それでもカメラが回っていないときには、お互い笑顔を見せて『暑いね〜』とボヤいていましたよ」

　だが、『片思い世界』撮影の現場では、6月上旬、とある事故が起こっていた。

「土井監督をはじめ、スタッフが乗っていた車に、トラックが衝突したのです。土井監督ふくめ数名がICUに入るくらいひどい事故だったようです。幸い、全員、命に別状はなかったので今は退院しているみたいですが、撮影自体は一度ストップすることになりました。

　3人とも多忙ですからなかなかスケジュールが合わずで、今年のぶんはすべて撮影を終えたのですが、残りの3分の1は来年に撮影することになったようです」

　広瀬含む出演者は、このスタッフ車に乗っていなかったという。だが、俳優陣からしてもこの事故はショッキングなものだったはずだ。

　7月11日、本誌が同作の制作幹事を務めるTBSスパークルの広報担当者に確認したところ、事故は事実だとしたうえで、以下のような回答があった。

「6月5日午前7時半前、撮影で宿泊していた千葉県銚子市のホテルから東映撮影所に向かうスタッフ6名が乗車しておりましたワゴン車が、反対車線から中央分離帯を乗り越えてきたトラックに衝突されました。
（怪我をしたスタッフたちについては）現在は治療が進んでおり、回復に向かっております」

　また、公開日への影響については、「申し訳ございませんが、撮影スケジュールや公開予定に関してはお答えしておりません」と回答があった。

　一刻も早い回復を祈るばかりだ。