【ファンキー通信】顔パスNG! 暴力団もセキュリティとIDカードの時代? 

写真拡大

 あなたの会社は入社時にIDカードが必要ですか? 最近どこの企業でもIDカードがないと社内に入れなくなっちゃいましたよね。しかし、ついにこんなところまで! と言いたくなるニュースが飛び込んできました。なんと、指定暴力団の山口組が幹部組員にIDカードの携帯を義務付けたらしいです。他組織との抗争などの不安に備えるんだとか。

 ところで、他の業界は顔パスが許されないんでしょうか? 放送局・国会・ディスコのVIPルームなど、どういうセキュリティ体制なのか気になる業種の人々に伺ってみました。まずは政治の世界を代表して国会議員の方に聞いてみました。

 「国会の場合は、議員バッジがIDカードの代わりですね。衆議院議員は全部で480名しかいないですから、それぞれの顔を衛視(えいし)が覚えております」(衆議院事務局)

 議員バッジの所持は義務付けられているものの、国会は基本的に顔パスのようです。では放送局はどうだろう?

 「放送局の社員は社員証を、番組関係の出入り業者は入行証を発行してもらっております。ただし、タレントさんの場合は基本的に顔パスです。番組の観覧客も一般の視聴者ではなく、いわゆる“仕込み”であることが多いので、熱狂的なファンが紛れ込んで・・・なんてことはまずありません。放送局は以前から警備が厳しいですが、最近の変化としては制作会社など周辺の会社もIDカードがないと入れなくなってきています」(某マスコミ関係者)

 なるほど。タレントに限って顔パス、以下はIDカードが必要だということだ。では最後にディスコのVIPルームはどうだろう? 

 「VIPルームは会員制で、お客様がご来店される場合は会員証を持ち歩いていて、入場するには基本的に会員証の提示が必要になります。ただし、常連のお客様の顔ははっきり覚えていますので、顔パスで通すことも多いですよ」(都内某ディスコ・広報担当者)

 今回は国会、放送局、ディスコとあたってみたが、それぞれ万全のセキュリティを備えながらもまだまだ日本には顔パスの文化が脈々と受け継がれているようだ。

■関連リンク
衆議院 - 衆議院のWebサイト

■関連ポッドキャスト
萌え通信ポッドキャスト - 萌えテイスト
萌え通信ポッドキャスト - アナウンサーテイスト
ポッドキャストプレイヤー選択
livedoor 萌え通信