ティーピーリンクジャパンは12月14日、バッテリー内蔵型のワイヤレスセキュリティカメラ「Tapo C420S2」を、国内向けに発売した。Amazon.co.jpの販売価格は、カメラ2個とハブ1個のセットで29,800円。

Tapo C420S2。応援購入サービス「Makuake」で2022年11月にクラウドファンディングを終了した製品となり、目標金額の4,083%を達成し、計892名のサポーターの支援を集めた

Tapo C420S2は、ティーピーリンクジャパンのネットワークカメラ「Tapoカメラ」初となる、バッテリー内蔵型モデル。IP65の防塵防水性能を備え、屋外も含めたコンセントがない場所への設置が可能だ。録画は動作検知時のみとなり、バッテリー駆動時間は約180日間(1日に10〜20件のイベントトリガーがあった場合の同社テスト結果)。

同梱のハブと組み合わせて使用し、ハブとカメラ間はワイヤレスで設置可能。直接Wi-Fiルータへの接続はできない。通信はIEEE802.11b/g/nをサポートし、カメラとハブ間の設置は見通し10m前後の距離が推奨されている。ハブは100Mbpsに対応したLANポートを備え、ハブとルータ間は有線接続となる。

機能面では、人物・ペット・宅配便・車両を認識してユーザーへ通知する「スマートAI検知&通知」、夜間でも高画質に撮影できる「フルカラーナイトビジョン」、ライトと効果音で不審人物に警告する「アラート機能」、内蔵マイクを通じた双方向通話などを搭載。このほか、音声アシスタント「Googleアシスタント」および「Amazon Alexa」にも対応する。

撮影解像度は2,560×1,440で、1/3インチのイメージセンサーを内蔵。動画撮影時の圧縮規格はH.264。映像はハブ側に搭載できるmicroSDカード(最大256GB、ユーザーが用意)に記録できるほか、有償サービス「Tapo Care」で提供されるクラウドサービスでも保存できる。映像確認はスマートフォンアプリ「Tapo」からのみ可能で、PCからは視聴不可。セットアップや設定も「Tapo」アプリで行う。

カメラのサイズは110.6×64.2×64.2mm、ハブのサイズはW71.45×D71.45×H31.25mm。カメラの視野角は113度。取り付け用ネジやバッテリー充電用のUSBアダプタとケーブル、ハブ用のLANケーブル、カメラ用台座などが付属する。