【ファンキー通信】オシャレにうるさい? イマドキの暴走族の実態!?

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 暴走族といえばリーゼントに特攻服、そして「ぱららぱらぱらぱらぱらら〜♪」(ゴッドファーザーのテーマ)。紋切り型の暴走族像ではあるが、最近どうも暴走族の服装はカジュアルになっているらしい。

 大阪府警察によると2006年になって検挙した10グループのうち8グループが普通の若者と変わらない服装で暴走していたというのである。

 「普通に街中で見るような若者の服装です。みんな同じような特攻服で暴走するグループはもう稀ですね。リーゼントなんてもういませんよ」(大阪府警察 交通捜査課 暴走族対策室)

 最近では、服装だけでなく暴走族の形態も変わってきているんだとか。以前は50〜60人の大規模で暴走するというケースが多かったのだが、今は5〜10人くらいの小さなグループが多いのだという。

 「昔のように大人数で威圧感のあるグループはありませんね。組織化されているグループも少ないようです。乗り物に関しても、大型で改造された“いかにも”というものは少なく、原付が主流になっています。友達数人が集まってゲリラ的に暴走する、そんな軽い感覚でやっているようです」(同)

 どうやら服装だけでなく参加意識もカジュアルなものになっているようだ。また、暴走族による暴走行為自体も少なくなっているらしく、大阪府警察に寄せられる暴走行為への苦情や通報は全盛期の半分にもなっているという。

 「今の若者には暴走族はかっこよく見えてないんでしょうね。総長を頂点としたガチガチに組織化された体育会系っぽいところも今っぽくないし・・・。時代にそぐわなくなってきているのかも」(元暴走族 男性)

 時代が変われば暴走族も変わるということなのだろう。とはいえ、カジュアルになろうとも暴走行為は僕らにとっては迷惑なこと。安心して夜のドライブができるように、安静に眠れるように、静かな夜を約束してほしいものである。(加藤克和/verb)

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