いま、とにかく都内の鮨店のレベルが高い！

鮨好きが熱い視線を送る店は数多いが、高級鮨店ともなると、やはり予約争奪戦が必至。

しかしながら、行けるまでのハードルがあっても、なお人気を集める名店も…！

今回は、そんな鮨ツウなら一度は訪れるべき、東京最高峰の名店を厳選してご紹介しよう。

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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.日本最高峰の店で研鑽を積んだ大将が魅せる


一宇＠神楽坂

店の裏手は東京理科大という、神楽坂の中でも静かな立地に構えるこちらの店。『赤坂 菊乃井』、『銀座小十』を経て、熊本の星つきの鮨の名店『仙八』で修業を積んだ実力派の大将が、腕を振るう。

看板として勝負するネタはマグロの脳天、「ハチノミ」。藁焼きで薫香をまとわせ、軽く漬けにした握りは、赤みの濃厚さと大トロの脂、両方を堪能できる稀有な一貫だ。

コース序盤を彩る一品料理も、確かな和の技術に支えられながらも、新たな息吹きを感じさせるに十分。経験に裏打ちされた完成度高きひと品に身を委ねる幸せは、この上ない！



2.新たな鮨の世界を提案するツウ好みの本格派


鮨 浩也＠浜松町

オフィス街でひときわ目を惹く、スタイリッシュな漆黒の佇まいの一軒。おまかせコースでは、鮨と料理を交互に出すスタイルと日本酒ペアリングで魅せる。

鮨の花形である大トロや中トロ、うには握りで出さず、店主が絶対の自信を持つ光り物を中心に構成。江戸前の手法をベースに、サバの棒鮨、突出して美味しい赤身、ビジュアルも独特なコハダなど、目にも舌にも新しい鮨の世界を提案している。

また、つまみにも一家言あり。お造りやよくある酒肴は避け、旬の野菜に手を掛けた一品料理をそろえる。「美味しかった、は当たり前。楽しかったと思っていただきたい」と、意欲に満ちあふれている。



3.鮨を語るなら、絶対に辿り着くべき名店


すし 田いら＠西麻布

元麻布の住宅街、それもビル1階の最奥、看板ナシ、住所非公開ながら、毎夜満席が続く人気店。「ザ・リッツ・カールトン京都」、青山の人気鮨店を仕切ってきた平 公一氏が腕を振るう。

「基本、江戸前で特別変わったことはしてないです」と謙遜する平氏だが、その徹底したこだわりと確かな仕事には、思わず見惚れてしまうほど。鮨好きがこぞってリピートしたくなるのも納得の美しい握りで、当然のごとく旨い。

人間国宝作の器や、樹齢300年以上という木曽檜の一枚板で造られたカウンターも圧巻。空間の隅々まで、最高の宴へと誘う“舞台”が整っている。



4.経験豊富な港区の食通も驚く、“イノベーティブ鮨”という新体験


鮨エム＠表参道

鮨体験が豊富な大人でも、あっと驚く握りを出すと話題の鮨店。スタイリッシュな大人の空間で、都内屈指の鮨のマリアージュを堪能できる。

味はさることながら、エンタメ性に富んだメニューで楽しませる同店。なかでも名物は「蒸し鮨」。300度に熱した台にキンキの握りが間接的に起かれ、台に湯をかけることで30秒ほど蒸される。ネタと酢飯が同じ温かさになり、ふわっと崩れる食感がたまらない！

墨色を基調とした店内には、浮かび上がるように檜のカウンターが鎮座し、天井からの照明が鮨を照らす。こうした劇場感のある空間演出も相まって、港区らしい贅沢で艶やかな鮨体験が約束されているのだ。