答弁する秋氏=21日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官は21日に開かれた国会本会議で、韓米通貨交換(スワップ)協定締結の必要性を巡り、協定があれば外貨準備を健全に管理するうえで役立つのは明白としながらも、「軽率に言及するのは適切ではない」と慎重な態度を示した。与党議員による経済分野の対政府質疑でこのように答弁した。

 

 米ニューヨークで開催中の国連総会に合わせ開かれる韓米首脳会談で、韓米通貨交換協定を締結する可能性については、「今、それに言及すること自体が市場にさまざまな影響を及ぼしかねないため、特に首脳会談に関連した議題については、この場で発言できる立場ではないことを理解してほしい」と述べた。

 また、急激な金利上昇や、ウォン安など複数の不確実な要因が増えており緊張を緩めることができないとし、「リスク要因について検討し、中央銀行、金融当局、企画財政部が随時集まって対応策も検討しており、万が一にも市場を不安定にする要因が生じた場合に必要な措置をする準備をしている」と説明した。