インフルエンサーはTikTok上でサステナビリティについて話をする場を作り出しているが、ブランドはサステナビリティの取り組みを前面に押し出すのに苦労している。ターゲットオーディエンスに関与してもらうのに効果的であることが証明されているのは、サステナビリティに焦点を当てたオープンフォーラムのイベントだ。そのひとつの例が、9月上旬にロンドンで開催されたプーマ・カンファレンス・オブ・ザ・ピープル(Puma Conference of the People)である。
他のブランドは、Z世代の従業員にフィードバックを求めている。イタリアのシューズブランドのゴールデングース(Golden Goose)は、7月に初の「ムーブフォワード・アイデアソン(Move Forward Ideathon)」を開催、企業チームと小売チームの従業員が一堂に会し、サステナビリティに関する革新的なアイデアを出し合うブレインストーミングを行った。ステラマッカートニー(Stella McCartney)やマリーンセル(Marine Serre)などの地元のブランドは、サステナビリティを重視するより若いデモグラフィックにアピールすることに以前から力を入れてきたため、プーマのような欧州のイベントには直接的なアドバンテージがある。質問形式のイベントは、ブランドがオーディエンスに直接語りかけることに重点を置くので、より人気となる可能性がある。「成功するZ世代イベントとは、コミュニティの活用にかかっている。コアグループの人々のあいだに共通しているつながりや一致した関心を活かし、そして体験を通じてそれらの価値観を実際の生活へとクリエイティブに転換することだ」と語ったのは、ソーホーハウス(Soho House)やサザビーズ(Sotheby’s)のイベントで提携しているZ世代戦略およびマーケティング会社PRZMの共同創業者ラリー・ミルステイン氏だ。彼はまた、ブランドはZ世代にフォーカスしたイベントを、包括的でユニークな体験をもたらすハイパーローカルとソーシャルな要素を促進する機会としてとらえるべきだとも述べている。[原文:How fashion is getting Gen Z excited about sustainability]ZOFIA ZWIEGLINSKA(翻訳:Maya Kishida 編集:山岸祐加子)