【ファンキー通信】デザインナンバー1の国旗はどれ?

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 現在、世界では192カ国の国旗が国際的に認められている。スポーツの代表戦や、首脳会談といった場所でよく目にするが、200近くあるだけに見慣れぬ国旗もなかにはある。そんな多種多様な国旗のうち、どれが一番カッコいいデザインなのだろうか?

 早速、一般の人にアンケートを行ったところ、1位イギリス、2位フィンランド、3位ギリシャという結果が出た。理由としても「デザインがシンプル」という意見が多く挙げられた。この上位3つの国旗を並べてみると、確かにどれもシンプルな国旗だ。そしてキリスト教に由来した十字のクロスも共通して見られた。

 また、ベスト3以外の声としては、「デザインが奇抜」(ネパール)、「ロゴっぽくて何だかエキゾチック」(マーシャル諸島)、「赤と黒の色味が絶妙」(パプアニューギニア)、「紺と赤と白に気品を感じる」(フランス)、「色使いが上手」(アンディグア・バーブーダ)、「ラインとマークのバランスが最高」(エルサルバドル)などなど。選択は違うものの、カッコよさの基準に色のバランスを重視した人が多く見られた。

 ちなみに、デザインを専門とするフリーのイラストレーター/デザイナーの板垣広樹さんにもこの質問をぶつけてみた。そして192カ国の国旗からベスト3を選んでもらった結果がこちら。

1位 アンドラ
2位 ミクロネシア連邦
3位 アンディグア・バーブーダ

 1位に選んだアンドラはスペインとフランスに囲まれた国。この小さな国の国旗をこんな風に説明してくれた。

 「どスタイリッシュ。気品ただようセレブでラグジュアリーな一品です」(板垣さん)

 つまりは、言うことなしのようだ。フランス国旗を思わせる3色の縦ラインをベースに、中央にアンドラの国章があしらわれていて、これぞ国旗といえそうなデザインだ。

 最後に、残念ながらどこにも出てこなかった日本国旗についてはどうなのかコメントをいただいた。

 「普段見慣れていますが、冷静に見ると実は究極のミニマリズム。この思い切りと潔さはある意味ショッキングです。現代アートの作品と言っても良いと思います」(同)

 ミニマリズムという専門的な言葉を用いて説明してくれたが、意味は“余計な飾りを取りシンプルな形を特徴とする”だ。時代に左右されることなく選ぶとすればシンプルな日本国旗が一番ということか? 

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板垣広樹 Official Web Site - 文中でコメントを寄せた板垣広樹さんのWebサイト