ゲーリー・プレーヤー(写真右)の家族トラブルは尽きないようで…(撮影:GettyImages)

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PGAツアー24勝でメジャー9勝、86歳のゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)が息子で元マネジャーのマーク・プレーヤーに「法的措置」を開始した。
理由は、マークがゲーリーの優勝トロフィーなどの収集品をオークションに出品したこと。ゲーリーは「私の大切な思い出の品々が出回っている。これらは私に属するもので、息子で元マネジャーのマークが勝手に行っていること。この事態を回復するために法的措置を開始し、出品されているものを取り戻したい」とツイッターで公表した。
マークが「ゲーリー・プレーヤー・グループ」の代表を務めていた2020年にも、肖像権などの使用を巡り、対立。米フロリダ州の裁判所は、ゲーリーが500万ドル(約6億2000万円)を受け取り、同社から名前を使用する権利、及び肖像権を取り戻す仲裁がなされた。
ゲーリーの家族のトラブルはこれが初めてではない。次男であるウェイン・プレーヤーは21年、「マスターズ」でリー・エルダー(米国)がゲーリーとともにオナラリー・スタートに登場した際、TVカメラに映るようにゴルフボールの箱を手に持ち、宣伝活動に利用。マスターズ委員会から入場禁止処分を受け、永久追放となった。また18年のマスターズでは、大会期間中に滞在したレンタルハウスの支払いがなされずに、同州で5日間の拘置をされたこともある。(文・武川玲子=米国在住)
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