「ごぼうの党」選挙カーのメロディーにロート製薬が声明(ロート製薬公式サイトより)

写真拡大

ロート製薬(大阪市生野区)の公式アカウントが2022年6月28日、参院選で一部の政党が同社提供による番組オープニングメロディーに類似したメロディーを選挙カーで流していることについて声明を発表した。「ロート製薬株式会社は、これらについて一切の関与をしておりません」として、関与を否定している。

選挙カー遭遇で「許可取ってんのか?」疑問の声も

問題となっているのは、実業家の奥野卓志氏(48)が党首を務める新政党「ごぼうの党」の選挙カーが使用しているメロディーだ。

ロート製薬が提供し、1976年から92年にかけて放送されていたクイズ・ゲーム番組「クイズダービー」のオープニングなどに使われていたメロディーに酷似しているとの指摘が相次いだ。

歌詞は、原曲では「ロート・ロートロート♪ ロート・ロートロート♪ ロート製薬?♪」となっているものが、ごぼうの党の選挙カーで流されているものは「ごーぼう・ごぼうごーぼう♪ ごーぼう・ごぼうごーぼう♪ ごぼうご?ぼ?う?♪」と差し替えられている。

SNSなどで、選挙カーを見た人からの投稿が相次ぎ「大丈夫なのか」「許可取ってんのか?」など疑問の声があがっていた。

こうした声を受け、ロート製薬は「【お知らせ】」として、ごぼうの党との関与を否定する声明を発表した。

「一部選挙活動の中で、弊社が過去に提供した番組オープニングメロディーに似たものを使用されていますが、ロート製薬株式会社は、これらについて一切の関与をしておりません。また、本件に関するお問い合わせにはお答えできません事、ご了承ください」