ダートで4連勝を飾ったグロリアムンディ(C)netkeiba.com

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 先週から始まった阪神開催ですが、今週は宝塚記念(GI・阪神・芝2200m)が組まれています。

 いよいよ、上半期最後となるグランプリも発走間近。夏の花火を打ち上げるべく、今週もAIに予想をしてもらいましょう!

 やはり非根幹距離という事もあり、一筋縄では決まらない宝塚記念。近年を振り返っても、1頭は6番人気以下の馬が馬券内に来ており、上位人気馬だけでの決着はなかなか見られないレースです。

 特に、4年前と7年前は三連単で「49万円」と「52万円」という特大配当が飛び出したレース。今年は天皇賞・春(GI)を圧勝したタイトルホルダーに、昨年GIで3勝と現役最強を印象付けたエフフォーリアなどがいますが、はたして多くの支持に応えることは出来るのか…。競馬ファン必見のレースといえるでしょう。

 そんな馬券的にも面白そうな一戦を、妙味重視のAIはどう予想するのか…。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。

◆AIは大波乱を予想

 今週の宝塚記念でAIが本命に抜擢したのは、なんと下位人気が予想されるグロリアムンディでした。

 本馬は、父キングカメハメハに母ベットーレという血統。デビュー戦から多くのレースで騎乗している福永祐一騎手も、高く評価していた馬でした。

 しかし、デビュー戦こそ勝利したものの、勝ち味に遅く連敗が続いた本馬。転機が訪れたのは5走前のダート戦で、1勝クラスのレースを2着に4馬身つけて圧勝すると、そこから4連勝して一気にオープンまで上り詰めています。

 前走のアンタレスS(GIII・阪神・ダート1800m)では惜しくも2着に敗れましたが、ダートでは重賞も狙える素質馬。やはり、今回久々の芝レースがポイントとなるのは間違いないでしょう。

 今年4歳となった本馬はタイトルホルダーやエフフォーリアと同じ年であり、世代レベルの高さは2頭が証明済み。また、冒頭で書いた大波乱となった宝塚記念は、ともに勝ち馬がキングカメハメハ産駒で字面的な適性も申し分なしといえるでしょう。

 やや重で行われた4年前の宝塚記念は、3着までの馬が全てサンデーサイレンスを内包しない馬でした。

 本馬もこれに該当しており、サンデーサイレンスを持たない血統。梅雨時でもあり、ひと雨降れば再び大波乱の可能性も見込めるかもしれませんね。

(netkeiba編集部)