ミランで完成近づく“ヤングMF軍団” レンタル中のアドリ&ポペガにかかる期待
ステファノ・ピオリの下で着実に力をつけるミランには、来季へまだまだ楽しみな要素がある。それがレンタル移籍している2人のMFの成長だ。
まず1人は昨夏に獲得が決定し、今季はそのままフランスのボルドーにレンタルの形で残っている21歳の攻撃的MFヤシン・アドリ、もう1人はトリノにレンタル移籍している22歳のセントラルMFトンマーゾ・ポベガだ。
フランスの世代別代表に選ばれてきたアドリはリーグ・アン最下位と苦戦するボルドーにて1得点6アシストの成績を残しており、チャンスメイクの部分は期待できる。
今季はセリエAでも4得点1アシストの成績を残しており、攻守両面で期待される逸材だ。すでにA代表候補でもあり、ポベガの成長はミランにとっても大きい。
現在のミランでは中盤のフランク・ケシエに退団の可能性があり、同じ中盤のティエムエ・バカヨコも全幅の信頼を得ているわけではない。この2人に代わるMFとしてポベガが戦力になるのが理想か。
SNS上では「ポベガは本当に優れた選手で、セリエA最高のMFの1人の地位を確立するためのすべてを備えている」、「彼らがピオリのシステムに組み込まれるのが楽しみ。ベナセル、トナーリ、ポベガ、アドリ、クルニッチ。レナト・サンチェス獲得もある」など、来季へ向けてサポーターからポジティブな声も多く挙がっている。ケシエが離れるならば痛手だが、すでに後釜候補者がいるのは心強い。
最近のミランはフレッシュな若手が軸になっているが、来季はさらに若い中盤が完成するのか。来季の構成を今から楽しみにしているサポーターも多いだろう。