延長前半4分に勝ち越し弾を決めて喜びを爆発させるMFMF中川敦瑛(1年=横浜FCユース)だったが…

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[5.9 天皇杯東京都予選決勝 法政大2-2(PK3-4)駒澤大]

 2年ぶりの本戦出場を目指した法政大だったが、駒澤大にPK戦の末に敗れた。昨年度も敗れた東京都予選決勝の舞台。2年連続で同じ悔しさを味わったこともあり、MF田部井涼(4年=前橋育英高/横浜FC内定)は「悔しい以外ない。結果として隙があった」と唇を噛んだ。

 ただ敗戦の中でも、負傷離脱していたFW飯島陸(4年=前橋育英高)が復帰するなど、明るい話題はあった。そして昨年度のプレミアリーグ関東得点王を獲得したMF中川敦瑛(1年=横浜FCユース)が、延長前半に鮮やかなミドルシュートを突き刺した場面も印象的だった。

 長山一也監督も「彼(中川)の今後に繋がるのかなと思う」と納得の表情を見せるが、それだけに「彼をヒーローにしてあげられなかった。チームとしてもうちょっといい状況を作って上げられたかなと思う」と悔しさを噛みしめた。

 チームの目標のひとつであった天皇杯出場は叶えることが出来なかったが、まだまだシーズンは続く。現在首位と好スタートを切ったリーグ戦に気持ちを引きずるわけにはいかない。田部井は「失点の時間帯、入りのところ、勝つチームは絶対にそこで緩くならない。そこを修正しないと負けた意味がなくなる」と力説。そして「来週からのリーグ戦に向けて、改善していきたい」と気を引き締めた。