2019年の製作発表時に公開された作品ロゴ
 - Jesse Grant / Getty Images for Disney

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 マーベル・スタジオ製作の実写ドラマシリーズ「ムーンナイト(原題) / Moon Knight」の監督に、エジプト出身の映画監督モハメド・ディアブが就任したと、The Hollywood Reporter ほか各メディアが報じた。

 ムーンナイトは、元傭兵マーク・スペクターが月の神から特殊な力を授かったことで誕生したマーベルヒーロー。月の満ち欠けに応じてパワーを発揮するほか、複数の人格を切り替えて敵と戦う。実写版ムーンナイト役には先日、『スター・ウォーズ』シリーズのポー・ダメロン役で知られるオスカー・アイザックが、スタジオと交渉に入っていると報じられたばかりだ。

 メガホンを取るジェレミー監督は、性的嫌がらせと闘う女性の姿を描いた『カイロ 678(原題)/ Cairo 678』(2010)で監督デビュー。エジプトが抱える社会問題を映像化してきており、エジプト革命から2年後のカイロを描く『クラッシュ』(2016)は、同年の東京国際映画祭でも上映されている。

 「ムーンナイト(原題)」は、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信予定。ショーランナーは、ハリウッド版『Death Note/デスノート』の脚本や、Netflixドラマ「アンブレラ・アカデミー」の製作総指揮に名を連ねるジェレミー・スレイターが務める。(編集部・倉本拓弥)