既報通りアルバロ・オドリオソラが、この夏をもってバイエルン・ミュンヘンから退団することが、木曜午後に正式に発表された。コロナ危機の影響により8月末日まで延期されていたレンタル期間を満了し、CL優勝を置き土産にひとまずは、レンタル元であるレアル・マドリードへと復帰することになる。

 今冬より加入するもその姿を目にしたのは、リーグ戦でわずか152分間だけのことであり、まさに不遇のシーズンとなったものの、そこでブンデス優勝を達成。前半戦で4試合プレーしていたレアル・マドリードもくリーグ優勝を果たし、そのレアルにて1月にスペールコパ、そして7月にバイエルンでドイツ杯優勝を遂げ、CLを含め今季に5つものタイトルを獲得していた。

 ハサン・サリハミジッチSDは、「アルバロに感謝の気持ちを伝えたい。ブンデスリーガ制覇もドイツ杯優勝も、そしてCL優勝も、我々はチームとして掴み取ったものであり、アルバロはその一役を担ってくれた」と述べ、「性格面も含めて、彼は良い選手だ」と言葉を続けている。