ビジャレアルへMF久保建英「ゴールデンボーイ賞」候補60人のうちの1人に選出【写真:Getty Images】

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ハーランド、サンチョ、フォーデン、デイビスらが今季受賞の有力候補

 レアル・マドリードからビジャレアルへのレンタル移籍が決定した日本代表MF久保建英が、イタリア紙「トゥットスポルト」の主催する「ゴールデンボーイ賞」の候補者60人のリストに残った。

 レアル・マドリード専門メディア「DefensaCentral」は、「久保と3人のレアル選手が2020年のゴールデンボーイ候補にノミネート」と、報じている。

「ゴールデンボーイ賞」は、2003年から主催されており、欧州で最も優れた若手選手が表彰されている。第1回となった2003年には、元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールトが選出され。その後、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(ダービー)、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)、同FWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)、フランス代表MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)らが選出されており、昨年はポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(アトレチコ・マドリード)が選ばれた。

 2019-20シーズンのリーガ・エスパニョーラをマジョルカで戦った久保は、クラブが2部降格になったものの、そのなかで35試合に出場し、4得点4アシストを記録。自身の評価を大きく高めた。今季のシーズン終了後には、30以上ものクラブが、久保の獲得に乗り出したという。

 最初に100人が発表される「ゴールデンボーイ賞」の候補者は、毎月20人ずつ減っていき、12月に最終受賞者が決定。今回は60人まで絞られたが久保の名前は残っている。また、久保の所属元となるレアルからは現在、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、ブラジルU-20代表FWロドリゴ、U-23ブラジル代表MFレイニエル・ジェズスといった選手たちも名を連ねているが、レアル専門メディア「DefensaCentral」は、久保の名前を見出しに使い、「クボと3人のレアル選手が2020年のゴールデンボーイ候補にノミネート」と、偉業を報じている。

 同メディアは、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)、イングランド代表FWジェイドン・サンチョ(ドルトムント)、イングランド代表FWフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)、カナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(バイエルン)を受賞の有力候補に挙げている。9月にはリストは40人になり、10月には20人の最終候補者が出そろい、受賞者は12月に発表。日本人選手がかつて受賞したことのない欧州での”登竜門”の賞を、久保が受賞できるか注目される。
(Football ZONE web編集部)