(左から)吉田麻也、南野拓実、冨安健洋、食野亮太郎【写真:Getty Images & AP】

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ブラジルメディアが9人の日本人選手をピックアップ、今季のパフォーマンスを診断

 今季も欧州各国のリーグが終了した。

 現在欧州では数多くの日本人選手がプレーしているが、海外メディアは「2019-20シーズンに欧州で戦った日本人」と見出しを打ち、9人の日本人選手をピックアップして各選手のパフォーマンスを査定。日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)には「欧州サッカー界で最高の日本人だった」と称賛の言葉を送っている。

 新型コロナウイルスの感染拡大により一部のリーグは打ち切りとなったが、大半の欧州リーグは中断期間を経て日程をすべて消化した。そんななか、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は欧州でプレーしている日本人選手を数回にわたって査定しており、今回はDF吉田麻也(サンプドリア)、冨安、FW武藤嘉紀(ニューカッスル)、MF南野拓実(リバプール)、MF奥川雅也(ザルツブルク)、FW北川航也(ラピド・ウィーン)、MF財前淳(ヴァッカー・インスブルック)、FW浅野拓磨(パルチザン)、FW食野亮太郎(ハーツ)の9人をピックアップしている。

 今年1月からサンプドリアでプレーする吉田はすぐに先発の座を勝ち取ったことから、「まずまず」と及第点の評価が与えられた。ザルツブルクからリバプールへの移籍を勝ち取った南野を筆頭に、ザルツブルクの奥川、パルチザンの浅野、ヴァッカー・インスブルックの財前には「良い」との評価が付けられ、特に奥川については退団した南野の穴埋め役を見事に果たし、「今のレベルを維持できれば、日本代表入りも検討されることができるだろう」と太鼓判を押されていた。

 最も高い評価を受けたのが、今季からボローニャでプレーしている冨安だ。「最高」との評価を得ており、「欧州サッカー界で最高の日本人だった」と絶賛されている。一方、ラピド・ウィーンの北川とハーツに期限付き移籍していた食野は「悪い」との評価。最低評価となったのはニューカッスルで冷遇を受けている武藤だった。新型コロナウイルスによりイレギュラーなシーズンとなったが、日本人選手にとっても明暗が分かれる1年となったようだ。
(Football ZONE web編集部)