故ソウル市長のセクハラを黙認・幇助した疑い…警察が市庁関係者の調査に乗り出す

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故パク・ウォンスン前ソウル市長の性暴力を黙認、放任したという疑いを受けるソウル市行政部副市長、秘書室長などに対して、警察が捜査に乗り出した。

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ソウル地方警察庁・女性青少年課は7月17日、「ソウル市の関係者たちの放任・黙認の容疑と関連して、15時に告発人であるカロセロ研究所の関係者を調査することにした」と明らかにした。

警察は「女性団体などが追加で提示した各種の疑惑も事実関係を確認する予定」とし、「そのような放任と幇助が職務放棄など現行法に抵触するか、押収令状など強制捜査が可能かどうかなども徹底的に検討して捜査する」と強調した。

市長のセクハラを黙認したソウル市関係者が告発

先立ってYouTubeチャンネル『カロセロ研究所』側は、パク前市長の元秘書Aさんへのセクハラ疑惑を知りながら、ソウル市の関係者が黙認、幇助したと主張し、去る7月10日にソ・ジョンヒョプ行政1副市長などソウル市関係者を業務上威力による強制わいせつ幇助の容疑で、ソウル地方警察庁に告発した。

故パク・ウォンスン

ソウル城北(ソンブク)警察署は7月15日にコ・ハンソク元秘書室長を参考人の身分で調査し、翌日7月16日にもソウル市関係者1人を参考人として調査した。

警察側はパク前市長の携帯電話の3つの通話履歴などを確認するために、通信令状も申請したが、裁判所はそれを棄却した。