日本人の生活に今や欠かせないコンビニですが、近年は訪日外国人の姿もよく見かけるようになりました。ちなみに日本の大手コンビニは世界各国でも出店しており、その認知度は日本人の想像以上だそうです。

コンビニコスメは日本のお土産として人気だった!

今回ご紹介するのは、台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インドのアジア7か国に対して、日本のコンビニの認知度や好きなコンビニについて調査したもの。まず各国で日本のコンビニ各店はどのくらい認知されているのでしょうか?同調査によると、その結果は以下の通りとなります。

ベトナムにミニストップは100店舗以上あるそうです。

アジア7か国で圧倒的に知名度が高いのは、「セブンイレブン」と「ファミリーマート」。意外にも「ローソン」は、国によって認知度にばらつきがあることが分かります。特にベトナムではローソンよりもミニストップの認知度が高いのが特徴的です。

では実際、アジア7か国の外国人は日本のコンビニエンスストアでどういったものを購入しているのでしょうか?同調査による各国の「日本のコンビニで買った物」を調べてみると、どの国もベスト3はほぼ「食品(お弁当、パンなど)」「お菓子(スナック、アイスなど)」、「飲料」となっていました。各国で微妙に買ったものの違いが出るのは、4位以下。そこで4位から6位をそれぞれご紹介します。

台湾

4位 生活用品(化粧品など)……48%

5位 お酒……46%

6位 新聞・書籍・雑誌……22%

香港

4位 お酒……55%

5位 生活用品(化粧品など)……45%

6位 新聞・書籍・雑誌……28%

タイ

4位 生活用品(化粧品など)……48%

5位 お酒……33%

6位 医薬品……22%

マレーシア

4位 生活用品(化粧品など)……42%

5位 お酒……28%

6位 医薬品……20%

インドネシア

4位 生活用品(化粧品など)……40%

5位 医薬品……20%

6位 お酒……16%

ベトナム

4位 生活用品(化粧品など)……65%

5位 事務用品(文房具など)……28%

5位 医薬品……28%

インド

4位 事務用品(文房具など)……41%

5位 生活用品(化粧品など)……36%

6位 お酒……32%

どの地域も安定して多いのは「生活用品(化粧品など)」。コンビニにはさまざまなコスメが売られていますが、同調査によるとこれらを日本でのお土産用に購入する人が多いそうです。またインドが他の国と比べて「事務用品(文房具など)」が多いのは、ビジネス目的で来日する人が多いことが影響しているのではないでしょうか?

香港人はファミチキが大好きだった!

さらに同調査では、各国で「一番好きな日本のコンビニ」についても調査しています。果たして、認知度と好き度は比例しているのでしょうか?結果は次の通りとなりました。

自分の国にはないから、あえてそのコンビニが好きという現象があるようです。

国によって、かなりばらつきが出る結果に。例えば台湾では「ローソン」が圧倒的に人気ですが、実は台湾でローソンは未出店だそうです。しかし日本のことを良く知る人が多い台湾では、そんなレア感が人気の秘密になっているとか。

一方「ファミリーマート」の人気が高いのは香港とマレーシア、ベトナム。同調査によると香港では未出店にもかかわらず、店頭で売られている「ファミチキ」の人気が高いといいます。日本に訪れたらファミリーマートでファミチキを食べるのが、香港人の定番なのです。またマレーシアとベトナムにとってファミリーマートは、まさに日本のコンビニの代名詞的存在となっているといいます。

そして「セブンイレブン」はタイとインドネシア、インドで人気。タイではセブンイレブンの店舗数がとにかく多く、現地のセブン銀行ATMではタイで発行されたキャッシュカードやクレジットカードも使えるそうです。一方インドネシアではかつてセブンイレブンがありましたが、2017年に撤退。それでも愛着を持つ人が多いのでしょうか?逆にインドへは2019年3月にセブンイレブンが初上陸を果たしています。

海外で日本のコンビニを見ると、なんとなくホッとする?

アジア地域で愛される日本のコンビニ。「近くて便利」というセブンイレブンのキャッチコピーがありますが、その要素は世界共通でニーズがあるようです。

【調査概要】
調査主体:株式会社Fun Japan Communications
調査方法:FUN! JAPAN読者へのオンラインアンケート
調査時期:2019年11月22日〜12月23日
サンプル数:2,453