ニコ・コヴァチ監督が退任となり、その後に暫定監督として就任したハンジ・フリック氏は、その後に迎えたCLオリンピアコス戦、そしてドルトムントとのドイツ頂上決戦でも解消。バイエルン・ミュンヘンのルメニゲ代表より、「まだしばらくの間」監督としてとどまっていく考えを明らかにした。

 ジョシュア・キミヒは「今、僕たちはこの2試合で勝利をおさめることができたし、この冬までとか、来夏までとかいう話も聞こえているね」とコメント、ただその一方であくまで「これはクラブが決断するものであって、僕たち選手には何も責任のあることでは無いけれどもね」と言葉を続けている。

 なお次期候補としてはこれまで、アヤックスのテン・ハフ監督やパリ・サンジェルマンのトゥヘル監督、さらにはまだミュンヘンに住まいを残す元指揮官、マンチェスター・シティのグアルディオラ監督の名前も浮上した。

 キミヒは「現実的なのか、そもそもクラブがフリック監督とどうプランを描いているかはわからない」と噂には距離を置きつつ、「でももちろんグアルディオラ監督のことは知っているし、彼にはとても感謝しているんだ。当時2部の選手だった僕を、ブンデスリーガ、そしてチャンピオンズリーグの舞台へと連れていってくれたんだから」と語っている。

 当時ブンデス2部だったライプツィヒへ、VfBシュトゥットガルトよりレンタル移籍していたキミヒは、2015年夏に王者バイエルン・ミュンヘンへと移籍し、そしてそのシーズンの後半戦より主力の座を確保。「そして僕たちは、国内二冠を達成した。その後にはドイツ代表にも選ばれたんだ」とキミヒ。「だからもちろん、僕が特に拒むなんていうことはないね」と、グアルディオラ監督の復帰の噂について考えを示した。
 
アルプが再び負傷


 火曜日にチーム練習復帰を果たしたばかりだったフィーテ・アルプだが、木曜日には再び負傷を抱えてしまったことが明らかとなった。今季はここまでわずか68分間、しかも下部チームでのみの出場となっている期待の若手FW。舟状骨の骨折により手術を余儀なくされており、ここまで長期離脱が続いているところだ。

 だがクラブ側の発表によれば、「練習中に少し、左脇下の橈骨(とうこつ)」に軽傷が見られており、ふたたびギプスをつけることになるという。今夏にブンデス2部ハンブルガーSVより加入した同選手だが、しかしながら今季はここまで、ライプツィヒ戦での1試合のみのベンチ入りに止まっている。