CBS MarketWatchによると、18日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月物は、主要産油国のイランとナイジェリアの政治情勢の先行き不透明が引き続き尾を引いて、買いが先行し、一時は昨年10月3日以来の高値となる1バレル＝66.90ドルまで上昇したものの、米エネルギー省が19日に発表する13日までの週の石油在庫統計で、ガソリン在庫と暖房油やディーゼル油を含む溜出油在庫が増加するとの見通しから、需給逼迫（ひっぱく）懸念が後退して売られ、前日比58セント安の1バレル＝65.73ドルと反落して引けた。

　　ガソリン先物は、同5セント安の1ガロン＝1.7733ドルと反落、暖房油も同3.6セント安の1ガロン＝1.7555ドルと反落した。天然ガスは、6月30日以来の安値となる、同47.4セント（5.2％）安の100万Btu＝8.694ドルで引けている。【了】