画像提供:マイナビニュース

写真拡大

ソフトバンクは2月21日、かんたんスマホ向けの新機能「迷惑電話対策」アプリ(無料)を発表しました。かんたんスマホは、ワイモバイルが2018年8月に、初めてスマホを使うシニアをメインターゲットに発売したスマートフォン。使いやすいUIなどが特徴で、60歳以上のユーザーからとても好評だといいます。

○悪いやつから電話がくると警告する

迷惑電話対策アプリでは、警察や行政機関から提供された情報や、トビラシステムズ社が独自に収集した情報をAIが解析し、振り込め詐欺や悪質セールスで使われている電話番号を判別。怪しい電話番号から電話がかかってくると、着信時に警告を表示します。怪しい電話はすべて自動ブロックする設定も用意しました。

このほか、NTTが提供するハローページに登録してある公共機関や企業からの着信があると、その名称を表示します。電話帳に番号を登録していなくても、行きつけの病院や市役所から電話があると名称を表示してくれるのは便利そうですね。

迷惑電話対策アプリは2月28日から、かんたんスマホのソフトウェアアップデートによって提供します(スマホのソフトウェアをこまめにアップデートするシニアがどれだけいるのかは疑問ですが……)。3月8日に発売されるかんたんスマホの新色・シルバーには、迷惑電話対策アプリがプリインストールされています。

○ソフトバンクやLINEモバイルでも展開?

今後はソフトバンクブランドやLINEモバイルブランドでも、迷惑電話対策アプリの提供を検討していくそうです。特殊詐欺の被害は毎年とても多く、「自分は大丈夫」という人こそ危ないのだとソフトバンクは説明しました。筆者の周りでも、怪しい電話に出てしまい、お金をだましとられてしまった人がいます。

シニアが振り込め詐欺や悪質セールスに引っかかるきっかけの1つとして、確かに「電話」は挙げられると思います。迷惑電話対策アプリは無料なので、かんたんスマホユーザーは一度使ってみるといいでしょう。「自分の周囲にかんたんスマホユーザーがいる人は、こんなアプリがあるんだよ〜」と紹介するといいかもしれません。