フェルナンデス引退に母国反響 首相も反応、五輪女王は惜別「私達の象徴いなくなる」
1月欧州選手権で引退へ、バド五輪女王「またスーパーヒーローが引退する」
フィギュアスケートの平昌五輪銅メダリスト、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)が1月の欧州選手権(ベラルーシ)を最後に競技引退することを表明。複数の海外メディアが報じて驚きが広がっているが、スペインのスポーツ界に多大な功績を残した英雄に対し、母国のバドミントン五輪金メダリストも「私たちスポーツ界のアイコンがいなくなる」と惜別している。
フェルナンデスの引退表明の反響はスペインのスポーツ界に広がっている。惜別の声を上げたのは、親交があるリオデジャネイロ五輪バドミントン女子金メダリストのカロリーナ・マリンだった。
「私たちスポーツ界のアイコンがいなくなる。友達(またスーパーヒーロー)が引退する。あなたの新しいステージが上手くいくとを願っている。ハビエル・フェルナンデス、私たちに夢を与えてくれてありがとう」
このように思いをつづり、さらに「私たちは2019年の欧州選手権で彼の偉大な大会での最後の雄姿を見ることができる。私は7回目の戴冠を願っている」と欧州選手権7連覇で花道を飾ることを願っていた。
フェルナンデスは10年バンクーバー以来、3大会連続で五輪に出場し、今年の平昌五輪で羽生結弦、宇野昌磨に続く銅メダルを獲得。これが、スペインにとってフィギュア競技初のメダル獲得となる快挙だった。
今回の引退を報じたニュースをペドロ・サンチェス首相も自身のツイッターでリツイートするなど、27歳の名スケーターが残してきた大きな功績を示すようにスペイン国内に大きな反響が広がっている。(THE ANSWER編集部)