受動喫煙対策を訴える肺がん患者に「いい加減にしろ!」のヤジ 穴見陽一議員が代表務める「ジョイフル」にボイコットの声広がる
自民党の穴見陽一衆議院議員が、衆院厚生労働委員会で肺がん患者が意見を述べた際に「いい加減にしろ!」などとヤジを飛ばしていたことがわかった。ネットではこの発言に批判が集まり、穴見議員が代表取締役相談役を務めるファミリーレストラン「ジョイフル」での飲食をボイコットするという声も広がっている。
受動喫煙対策を議論した15日の衆院厚生労働委員会では、日本肺がん患者連絡会代表の長谷川一男氏が参考人として出席。屋外での喫煙に関して、なるべく吸ってほしくないとしながらも、「やはり喫煙者の方がどこも吸うところがないじゃないかとおっしゃるのもすごくよくわかります」と意見を述べた際にヤジがあった。委員会を傍聴していた「BuzzFeed Japan」によると、穴見議員は2回「いい加減にしろ!」などと発言したという。
穴見議員のヤジは、病を押して参考人として出席した肺がん患者への配慮がないとして批判が殺到。また、批判は穴見議員が代表取締役相談役、妻が代表取締役社長を務めるファミリーレストラン「ジョイフル」にも飛び火。「ジョイフル」の分煙が十分でないと指摘する声や、飲食をボイコットするよう呼びかける声まで広がっている。
「苦しんで訴えている者に対する配慮が全くない。こんな奴は議員としてどころか人としてどうかと思う」
「参考人であり主権者である国民に対して、国会の場でこんな物言いは許されない」
「自分や家族や大事な人が言われたら腸煮えくり返りません?」
「ジョイフルはもう絶対行かない」
「断固としてジョイフルもボイコットすべき!」
「九州のみなさん、ジョイフル使うのもう辞めませんか?」
「ジョイフルは分煙といいながら壁も仕切りもなにもありません」
「分煙って言っても席が別れてるだけで衝立とかないのよね。ちょっと不思議に思ってたけど、なんか道理で…感」
「壁もなけりゃ換気扇もない概念だけの禁煙席。ジョイフルは基本どこもヤバイ」
「企業として受動喫煙対策を進めるのが困るのでしょうか」
なお、ジョイフルは「既存店舗のリニューアル」による完全分煙の実現に取り組んでいるとしている。