近鉄「新型名阪特急」イメージ図(近畿日本鉄道プレスリリースより)

2018年1月11日、近畿日本鉄道は、大阪と名古屋を結ぶ「名阪特急」の新型車両の投入を発表した。車両外観のカラーリングは「透明感のある深い赤」。先進的でスピード感あふれる形状が特徴だ。飛行機のビジネスクラスなどで使われる「バックシェル」を全座席に設置、後部座席に気兼ねなくリクライニングできる。

増え続ける訪日外国人客(インバウンド)への対応も、大きなポイントだ。無料インターネット接続サービスのWi-Fi(ワイファイ)を提供し、全席にコンセントも付ける。大型荷物を収容できるロッカー等の荷物置き場を設置される。投入時期は2020年3月から。東京五輪開催に備え、順次投入される予定だ。

ツイッターには、この新型車両に関するさまざまな声が寄せられている。

「ロボットに変身しそう」


近鉄「新型名阪特急」イメージ図(近畿日本鉄道プレスリリースより)

ツイッターに届いているのは、こんな反応だ。

「新型車両楽しみやな」「デザインが斬新すぎる」「メチャクチャかっこよくないですか!?」などと、外観デザインに対する絶賛が相次ぐ。

「座席がかなり豪華なものになりそうで」「ハイグレード車のシートピッチ1,300mmって新幹線のグランクラスと同じじゃないかっ!」「時間がかかっても乗っちゃいそう」など、座席に対する期待も大きい。

「でも新型車両なのに喫煙室を残してくれた近鉄は神!」というコメントもあった。


近鉄「新型名阪特急」車両編成図「6両編成」(近畿日本鉄道プレスリリースより)

車両編成図を見ると、確かに「6両編成」の3号車には喫煙室が設けられている。

「所要時間ではなく快適さを優先したのかも」「最近はなんも考えず新幹線に乗っちゃうけど、これになったらすぐ乗ってみたい」「ロボットに変身しそう?うふっ」「近鉄にしては、ムッチャかっこええやん!!」など、早くも地元の人々の心をキャッチしたようだ。

もちろん、「外見が小田急の新型ロマンスカーにめっちゃ似てるな‥」という意見も多い。そこで昨年12月の一般公開で公開された小田急70000形電車(Graceful Super Express、「GSE」)の写真を見比べてみよう。

外観の色はオレンジに近い赤。バラの色を基調とする「ローズバーミリオン」、屋根部は深い赤色の「ルージュボルドー」とのこと。一見似ているように見えるが、よく見ると近鉄の新型特急の色とはかなり違うような気がする。形状デザインもやはり微妙に違う。どちらもかっこいい!、そう言っておこう。どちらも乗ってみたい。


相模原市、小田急車両基地で一般公開された小田急70000型電車(Ikemen Kamen Rider-kunさん撮影、Wikimedia Commonsより)