九州と四国が海底トンネルで繋がるかも? 大分市が調査、ネットでは「陸続き」待望論も
大分県大分市は2018年1月12日、市のホームページで17年12月に行われた「豊予(ほうよ)海峡ルート」に関する2次調査結果を公表した。「豊予海峡ルート」は、大分県と愛媛県を新幹線や道路でつなげる、インフラ整備の一案だ。
16年12月には1次調査が行われ、もっとも経済的かつ現実的なルートがトンネルを掘って単線の新幹線を作る案だったとしている。今回の調査では具体的な検討結果が公表されており、ネット上では賛否両論が飛び交う。一部には橋をかけて陸続きにすべきとの意見も見られる。
大分から松山まで新幹線で行けるようになる...?(画像は佐田岬)
大分〜松山間が最速36分で
豊予海峡ルートは大分県の大分駅から愛媛県の松山駅を結ぶ、全長146km、海峡14kmを横断するルート。途中、佐田岬や佐賀関などで中間駅を挟むことが検討されている。
仮に実現した場合、調査結果によれば1日で往復32本の運転が可能となるとし、下り線(松山〜大分)では約36分(直行)、上り線(大分〜松山)では、約42分(直行)で運行が可能になるとしている。各駅停車では、下り線が59分、上り線が約52分だという。1日あたり6800人乗車すれば採算を取れる計算だとしている。
もともと、この取り組みは、1998年3月に策定された「21世紀の国土のグランドデザイン」で示された構想のなかにある、東海地方から紀伊半島、淡路、四国、九州中部を経て九州西部に至る地域を、高速道路ないし高速鉄道などで結ぶ「太平洋新国土軸構想」を受けたものだ。四国・中国・九州の海峡部を結ぶことで、交通が環状化され、物流や地域活性化などの面から有益だとしている。
今後は、機運の醸成を図るとともに、国政レベルで議論されるよう要望を続けていくとしている。ネット上では、
面白い。大分?四国の航路が最短ルートとして確固たる地位を確立している今、本計画は本格的に検討すべきだろう。輸送量的にも単線で問題ない。
— 暇宿 (@Fresh_Imajuku) 2018年1月11日
大分―松山最短36分、1日32本 新幹線豊予海峡ルート構想 - 大分のニュースなら 大分合同新聞プレミアムオンライン Gate https://t.co/f0GGavoTZQ
松山までらたつながると楽やなぁ。
— 髭狂い魔人でぶてて ( ) (@debutete) 2018年1月11日
大分―松山最短36分、1日32本 新幹線豊予海峡ルート構想 #SmartNews https://t.co/13ZCN9BZWr
と、好意的な声もあるものの、一方で、
こんな誰も利用しないんじゃないかと思うものを作るくらいなら、松山と広島の間に橋をかけた方がまだマシなんじゃないかな。まぁ、淡路島経由大阪行き新幹線がそのまま松山を経由して大分に抜けるというならともかく...。それでも、大分県の人口は福岡市にも及ばないということをまず思い出そう。 https://t.co/P6nnF8bgAn
— こーもとなつひこ@こんな人 (@NatsuhikoAloha) 2018年1月11日
それより豊予海峡トンネルか橋を作って欲しい。大分から四国に行くには船を使うしかない。電車なら小倉まで出て岡山あたりに行って・・・。道後温泉に行ったあと、新幹線で別府に・・・なんて出来るのに。 https://t.co/2cV3790F2C
— 拓海銀二 (@takumi_ginji) 2018年1月11日
「豊予海峡新幹線」で大分〜松山が36分に。整備新幹線への格上げ狙う https://t.co/vKPIlLoXSy
— EMUTEA (@emutea001) 2018年1月11日
まさかの九州回りで四国新幹線実現クルー?
と、橋をかけて陸続きにすることを求める声などもみられる。