世の中には、2種類のプリンがある。やわらかいプリンと、かたいプリン。Jタウンネット記者は最近、コンビニエンスストアで「とろける」と名前に書かれたプリンばかり買ってしまうのだが、皆さんはどうだろうか。

Jタウン研究所はそこで、「やわらかいプリンとかたいプリン、どちらが好き?」をテーマに都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数1389、2017年6月5日〜7月18日)。はたして、その結果は―――。

東京都は、「かたい」派が70.1%

都道府県別の投票を総計すると、「やわらかい」派は29.9%で、「かたい」派の70.1%を下回った。下の円グラフをご覧いただきたい。


やわらかいプリンとかたいプリン、どちらが好き?

都道府県ごとに「やわらかい」「かたい」の比率を割り出すと、47都道府県のほとんどで、「かたい」派が「やわらかい」派を上回った。Jタウン研究所はそこで、「かたい」派の割合で都道府県ごとに色分けしてみた。上の日本地図をご覧いただきたい。

「かたい」派が100%だったのは、青森県と秋田県、岩手県、香川県、沖縄県の5県だ。90〜100%の間には、石川県(91.5%)がランクイン。80〜90%には、栃木県(83.3%)、福井県(88.9%)、長野県(83.3%)、滋賀県(85.7%)、奈良県(85.7%)、広島県(88.0%)、熊本県(80.0%)が入った。特段これといった地域性はみられないが、都市部よりも比較的、地方が多いといった印象を受ける。



一方、「やわらかい」派が多数だったのは、山形県(66.7%)と群馬県(83.3%)、山梨県(75.0%)、徳島県(55.6%)、高知県(66.7%)の5県のみ。70%超えの群馬県と山梨県を除き、「やわらかい」派は「かたい」派に大差を付けられなかったようだ。

全国から人が集まる東京都は、「かたい」派が70.1%で、全国平均と同じだった。北海道(52.2%)、宮城県(66.7%)、埼玉県(52.2%)、愛知県(71.9%)、大阪府(63.1%)、京都府(66.7%)、兵庫県(76.7%)、福岡県(70.6%)......。人口の多い他の都道府県でも、「かたい」派が「やわらかい」派を上回った。

食品素材メーカーの太陽化学(三重県四日市市)が提供する「美味しさ」の研究施設「おいしさ科学館」(東京都港区)の公式サイトによると、

「昔ながらのプリンは、卵のたんぱく質の凝固力によって固める、しっかりしたかたい食感のものが主流でしたが、最近ではクリームリッチな、とろとろした食感のプリンも多く見られるようになりました」

という。今後もこの流れが加速すれば、日本人の好みも多少は変化するかも?