野球少年なら誰でも1度は憧れる“魔球”が、現実で投げられるスポーツをご存知でしょうか?

裏庭や広場などの限られたスペースで遊ぶため、野球をもとに考案されたウィッフルボール。子供から大人まで楽しめる球技として、アメリカやスペインなどで親しまれており、アメリカではMajor League Wiffle Ball(MLF)と題した大会も開かれています。

動画引用元:MLW Wiffle Ball

グラウンドは野球と同様にファールゾーンが存在しますが、フェアゾーンは打席から近い順に「シングルエリア」「ダブルエリア」「トリプルエリア」「ホームランエリア」と分かれています。

ヒットがシングルエリアに落ちた場合はシングルヒット、ホームランエリアに落ちた場合はホームランというルールで行われており、走塁の必要がないことが大きな特徴です。

キャッチャーの代わりに「ストライク板」を用い、その板にノーバウンドで当たればストライクとなります。正式には1チーム5人で行われる簡易版野球ですが、ピッチャーとバッターの最小2人でゲームができるという手軽さも備えています。

動画引用元:fukumimisports

最大の魅力は、誰でも簡単に変化球を投げられることです。ボールは中空構造のプラスチック製で、尚かつ表面にいくつかの穴が空いているため、自由自在に変化を加えることができます。

子供の頃に描いた“魔球”も夢ではありません。野球未経験者でも、ただキャッチボールをするだけでも楽しめるウィッフルボールで、ぜひ魔球を体感してみてください。