博報堂とマイクロソフト、AIを活用し人の特徴や表情に合わせて広告を出し分ける屋外広告配信システムを開発

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従来のアウトドアメディアは、送り手側が用意した広告を、その広告の前にいる人が誰であっても一様に同じ表示をしてきました。

「Face Targeting AD」は、駅や街中に設置された鏡型のアウトドアメディア(デジタルサイネージ)が、鏡の前に立った人の年齢や性別はもとより、顔の特徴(メガネをかけているかどうか、ヒゲがあるかどうかなど)や表情を読み取り、クラウド上のマイクロソフトのAIがその人のその時の気分や健康状態を分析、その状態に最適な商品やサービスの広告を提示します。

例えば、疲れているときに栄養ドリンクを画面の中に提示したり、悲しそうにしている表情ならば思い切り泣ける感動的な映画の動画広告を表示したり、その人にぴったりの商品やサービスの広告を「2WAY=インタラクティブ」に出しわけます。

また、動画/静止画広告の表示のみならず、鏡の中に映った顔をバーチャルに変化させることで、メガネをかけたり、泣き出したり、シワがふえたりするような、鏡の特性を活かした演出が可能とのことです。