CBS MarketWatchによると、米住宅建設大手のレナーは21日、第2四半期（3−5月）決算を発表した。それによると、ここ数年の低金利と住宅価格の上昇により、米住宅価格が高騰したことから、最終利益は前年同期比21％増の2億4300万ドル（1株当たり1.48ドル）となり、市場予想の1.28ドルを上回った。売上高は、同25％増の29億3000万ドルだった。

　　同社はまた、消費者の需要が好調なことに加え、バランスシートが安定し、73億ドルと記録的な未決済受注を抱えていることから、2005年の最終利益見通しが、市場予想の1株当たり7.21ドルを上回る7.67ドルになるとしている。

　　JPモルガン・セキュリティーズのアナリストであるマイケル・ルオー氏は21日、顧客向けレポートで、レナーの2005年の最終利益見通しを前回予想の1株当たり7.05ドルから7.80ドルに上方修正し、2006年の最終利益見通しも1株当たり7.85ドルから8.75ドルに上方修正した。投資評価は「アンダーウェイト」で据え置いている。レナーの株価はニューヨーク市場で21日、前日比2.16％高の63.41ドルで引けた。【了】