大阪桐蔭vs関大北陽
2回表 大阪桐蔭が3点を先制
2016春準決勝 大阪桐蔭5-1関大北陽2016夏3回戦 関大北陽2-1大阪桐蔭
旧チームで二度対戦した両校が新チームでも3回戦で激突。19安打12得点で関大北陽を圧倒した大阪桐蔭が、夏のリベンジを果たした。
大阪桐蔭は二死二塁から7番・泉口 友汰(2年)が放った打球がショート後方へのフライとなってしまったが、これを関大北陽の宮内 拓海(1年)が落球。この間に先制点を奪うと、8番・岩本 久重(2年)が四球を選び、9番・徳山 壮磨(2年)がフルカウントからレフトへタイムリー。さらに1番・藤原 恭大(1年)もライトへタイムリーを放ちこの回3点目を挙げた。
先発の徳山は3回に四死球から乱れて1点を失ったが、関大北陽打線を5安打に抑え8回完投。前エースの高山 優希(3年)から、｢何としても俺たちの借りをかえしてくれ。お前らしく堂々と投げろ｣と前日にゲキを飛ばされたエースは、打つ方でも4安打と大活躍。特に2回のタイムリーは自らを楽にする上でも、大きな1本となり、勝負のポイントとなった。｢この背番号をつけて春、甲子園に行きたい｣と意気込むエースはキャッチャーの岩本とともに旧チームから試合経験をたくさん積んできた。｢2年生に軸がいない｣と西谷 浩一監督が話す中で、キーマンとなってくるのはやはり経験豊富なバッテリーになる。
一方、敗れた関大北陽の辻本 忠監督は、｢エラーは仕方がない｣と話した上で、｢春に負けた時と同じような展開で、ウチの課題｣と勝負のポイントになったその後の2点を悔やんだ。春に敗れたことが糧となって夏に勝利したように、新チームにもそれを期待している。｢(ベンチ外も含めて)楽しみな選手がたくさんいる。冬は選手に泣いてもらいます。春、また見ていてください｣と厳しい冬の練習になることを予告し、球場を後にした。
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