先週の6月13日にアメリカ横断を終え、最後の大陸間横断飛行を控えていたソーラー飛行機「Solar Impulse 2」。そのSolar Impulse 2が6月20日(現地時間)、とうとう大西洋横断のためにニューヨークのJFK空港を飛び立ちました!
 
Solar Impulse 2はソーラー発電のみでの世界一周を目指し、昨年の3月にアブダビから飛行を開始しました。その後地球を東方向に飛び続け、途中で日本からハワイ、そしてハワイからアメリカへの太平洋横断飛行も成し遂げています。
 
大西洋横断を行なうのはスイス出身の冒険家のBertrand Piccardさん。彼はなんと90時間にも及ぶ大西洋横断飛行のあいだ、僅かな睡眠時間しか取らないそうです。そして、Solar Impulse 2の目的地はスペインのセリビア空港となっています。
 
またSolar Impulse 2は徹底的な軽量化が施されており、大型旅客機のボーイング747ほどの翼長を持ちながらその重量は車以下となっています。そして、飛行はもう一人のパイロットのAndre Borschbergさんと、一人づつで担当しています。
 
今後はヨーロッパを横断して中継地点に降り立ち、アブダビへの最終フライトを予定しているSolar Impulse 2。その最後の関門となる大西洋の横断飛行も、無事に終わることを願いましょう!
 
Image Credit: Solar Impulse
■Solar Impulse 2 begins transatlantic stretch of global journey
https://www.theguardian.com/environment/2016/jun/20/solar-impulse-2-begins-transatlantic-stretch-of-global-journey?utm_source=rss&utm_medium=rss