コパ敗退のブラジル、ドゥンガ監督解任へ…連盟内の擁護派も降参

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 12日に行われたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ第3戦でペルー代表に0−1と敗れ、29年ぶりのグループステージ敗退が決まったブラジル代表。同代表を率いるドゥンガ監督が解任される見通しとなった。ブラジルメディア『グローボ』が13日に報じている。

 ブラジル代表はペルー代表に0−1と敗れ、1勝1分け1敗の勝ち点4でグループ3位が決定。1987年大会以来のコパ・アメリカ・グループステージ敗退が決まった。

 まさかの敗退を受けて国内では批判が高まっているが、ブラジルサッカー連盟(CBF)内でもドゥンガ監督を解任する動きが加速しているようだ。報道によると、同監督とテクニカルディレクターを務めるジルマール氏の失脚が迫っている。

 ブラジル代表は2018年のロシア・ワールドカップ南米予選で第6節を終え、本大会出場圏外の6位に沈んでいる。成績不振に陥る中でも現体制を支持、擁護していた連盟内の派閥も、今回のコパ・アメリカ敗退を受けて解任阻止を断念したと伝えられている。

 報道によると、CBFのマルコ・ポーロ・デル・ネロ会長がアメリカから帰国した後、後任人事を決定して正式発表が行われる予定となっている。