映画化「鋼の錬金術師」人間なめてるホムンクルスTOP7
映画化が発表された荒川弘の『鋼の錬金術師』が、TBS チャンネル2で6月11日(土)午後6時から翌日深夜0時まで全話再放送される。『鋼の錬金術師』とは右手と左脚を失った兄・エドワードと全身を失って空っぽの鎧姿の弟・アルフォンスが元の体を取り戻そうとする話。世界を支配しようとするホムンクルスと人間のバトルマンガ。
命をたくさん持っているため、余裕綽々で人間たちと相対するホムンクルス。かすり傷から致命傷まで、どんなダメージを負ってもすぐに回復し、死んでもすぐ蘇る。ピストルを撃たれてもよけない、阻止しない、自傷行為を見せて特異な体を敢えて披露するなど、数々の油断を見せていた。
『ホムンクルス攻撃された回数ベスト7』を発表し、それぞれのホムンクルスがどれほど人間を見下していたのか検証する。ルールは以下の通り。
・アニメ「鋼の錬金術師」1話-64話で査定。
・7つの大罪(ラスト、エンヴィー、スロウス、ラース、プライド、グラトニー、グリード)の名がついたホムンクルスの中で優劣を決める。
・自傷行為もカウント。
・未然に防いだもの、よけたもの、ガードしたものはノーカウント。
左目に眼帯をしている定年前の男。サーベルを使って戦う。表向きにはキング・ブラッドレイ大総統としてアメストリスのトップに立っている。定年間近で衰えが出始めているらしい。
再生能力はないが、左目が常人離れした動体視力を持っており、動きも速い。炎、銃撃、錬金術、確認しただけで50回以上の攻撃をよけていた。
初めて攻撃を受けたのは第57話。特攻してきたフーの後ろからバッカニアに串刺しにされた(死角からの攻撃だったため、気づけなかった)。
さらにスカーに左目を潰され、両手をちぎられても刀を咥えてスカーに一太刀浴びせた。攻撃を受けたのは8回だけ。第7位。
ちなみに、PS2で発売していたゲーム『神を継ぐ少女』ではラスボスとなる。負けても話が進むパターンだが、勝つこともできる。こちらの攻撃をスイスイ避けるし、体力もかなり高い(原作ではもっとよけるが体力はここまで高くない)。普通にやったら倒すのに60分近くかかる。こちらの体力が尽きるか、面倒くさくなって途中で諦めてしまう。
名前の意味は矜持。ブラッドレイ大総統(ラース)の息子と言うことになっており、外見はちびっこである。伸び縮み自由自在の影を操って戦う。手数も多く、近づきにくい。
真っ暗闇になると影がなくなるので戦闘力が0になってしまう。暗闇でライオンのキメラ、ハインケルさんに襲い掛かられたときは無抵抗のまま延々と引っかかれ続けていた。
また、車に轢かれやすいのも欠点。昔、車に轢かれそうになったことがあると話していた直後、猛スピードで走ってきた車に轢かれてしまった。合計21回で第6位。
金、オンナ、地位、名誉、この世の全てのものを欲しがる男。体を硬化させてガードする『最強の盾』の持ち主。1人目と2人目がいるのだが、合算して30発。
1stグリードは仲間に後ろから自分の頭をトンファーで殴らせ、吹っ飛んだ頭がすぐに回復する様子を披露した。エドワードと交戦して4発被弾後、ラース(ブラッドレイ大総統)と交戦。剣裁きの速さに硬化がついていけず、一太刀も浴びせられず完封負け。15回は死んだらしい。捕獲され、体を消滅させれられてしまう。
2ndグリードはリンの体を乗っ取って復活。リンから助言を受けたり、代わりに戦ってもらってからは被弾する回数も減った。1stグリードの被弾は17。2ndは13発である。
美しい黒髪、胸元の開いたドレスを身にまとう女性。指先を伸ばして相手に突き刺して戦う。
銃撃されても放っておくタイプ。ホークアイ中尉の銃弾も一切よけなかった。胸元の開いたドレスなのであまり体は動かしたくなかったのかもしれない。
最期はマスタング大佐に焼き殺された。彼女の指先がマスタング大佐にあと数cmというところまで迫ったが、そこで力尽きる。もっと運動に適した服を着て、銃撃も適切に処置していれば、勝負の結果も変わっていたはず。
死後、ラースが「ラストも人造人間としての矜持をもって死んでいったんじゃないか」ということを話していた。美しい恰好でエレガントに戦うのが彼女にとっての矜持だったんじゃないかと思う。合計50回の攻撃を受けて第5位。
身長の低い太ったホムンクルス。口癖は「○○食べていい?」。この○○は「お菓子」とか「お肉」などではなく、「このおっさん」や「女の子」という言葉が入る。怒るとあばらを開いて腹部を露出し、なんでも丸呑みするようになる。炎も呑む。
一般将校から銃撃され、犬にも噛みつかれる。「奴と同じレベルだと思われるのは心外です」と仲間内のプライドから卑下されることもあった。
54回のうち17回はランファンの攻撃を受ける。頭を縦に真っ二つにされたり、顎関節を境目に切断されたりしていた。脂肪が蓄えられているからよく切れたのかもしれない。第3位である。
普段はロン毛でへそ出しルックの美青年を模したホムンクルス。
「ニンゲンふぜいが見下してんじゃねぇ!!」
「あんたらゴミ虫がぎゃんぎゃんわめいてるのがおもしろいのにさぁ!」
など、人間に対して最も侮蔑ワードが多い。
「人間ってやつは操り易い面白い生き物だ!」
と高を括っているため、足元をすくわれやすい。錬金術や体術に秀でているわけでもないホークアイ中尉から銃弾を何発も受け、科学者のマルコーにも一度分解されてしまった。
最期は親友をエンヴィーに殺されたマスタング大佐と交戦。復讐に憑りつかれた人間の姿に恐怖した。28回も焼かれ、合計被弾66発。第2位。
80発食らって第1位。バンダナを巻いてそこそこロン毛の巨漢。口癖は「めんどくせぇ」。上からの命令で地下のトンネルを掘り続けていたため、物語序盤はほとんど姿を見せなかった。
終盤、オリヴィエ・アームストロングの殺害命令を受けてオリヴィエとその弟アレックス、一般兵と交戦。目に見えない速さで突進を繰り返すが、直線的な動きであることから、先を読まれてカウンターを多く受けていた。
銃弾や砲弾は撃たれたら撃たれっぱなし。ただただ、上からの命令を遂行しようとする。ブリッグズ兵に銃弾、砲弾を喰らい、アレックスにはたくさん殴られた。全80発で第1位である。
今際の言葉は「生きてるのもめんどくせぇ」。
ちなみにスロウスの声優は立木文彦、アレックスは内海賢二である。どちらも北斗の拳でラオウ役を務めていたことがあり、ある意味、新旧ラオウ対決である。アレックスもスロウスもラオウに似た体格。映画では誰がそれらの役をやるんだろうか。
上位3名はエドワードの上官にあたる軍人たち。ホークアイは銃弾1発を1カウントとしたため、トップになった。多分、ホムンクルス側からしたらHPが1削られたくらいの認識でしかないだろうが、皮膚の再生が見られたため、確実にダメージは与えていた。
『錬金術師の言う通りこの世の理が等価交換で表せるのなら 新しく生まれて来る世代が幸福を享受できるように その対価として我々は屍を背負い血の河を渡るのです。』
第30話、ホークアイの言葉である。主人公エドワードももちろんプライドを倒したり、親玉を倒したりと見せ場が多いが、第9位だった。
(山川悠)
命をたくさん持っているため、余裕綽々で人間たちと相対するホムンクルス。かすり傷から致命傷まで、どんなダメージを負ってもすぐに回復し、死んでもすぐ蘇る。ピストルを撃たれてもよけない、阻止しない、自傷行為を見せて特異な体を敢えて披露するなど、数々の油断を見せていた。
『ホムンクルス攻撃された回数ベスト7』を発表し、それぞれのホムンクルスがどれほど人間を見下していたのか検証する。ルールは以下の通り。
・アニメ「鋼の錬金術師」1話-64話で査定。
・7つの大罪(ラスト、エンヴィー、スロウス、ラース、プライド、グラトニー、グリード)の名がついたホムンクルスの中で優劣を決める。
・自傷行為もカウント。
・未然に防いだもの、よけたもの、ガードしたものはノーカウント。
ランキングは以下の通りになった。
第7位 ラース(憤怒)8回
左目に眼帯をしている定年前の男。サーベルを使って戦う。表向きにはキング・ブラッドレイ大総統としてアメストリスのトップに立っている。定年間近で衰えが出始めているらしい。
再生能力はないが、左目が常人離れした動体視力を持っており、動きも速い。炎、銃撃、錬金術、確認しただけで50回以上の攻撃をよけていた。
初めて攻撃を受けたのは第57話。特攻してきたフーの後ろからバッカニアに串刺しにされた(死角からの攻撃だったため、気づけなかった)。
さらにスカーに左目を潰され、両手をちぎられても刀を咥えてスカーに一太刀浴びせた。攻撃を受けたのは8回だけ。第7位。
ちなみに、PS2で発売していたゲーム『神を継ぐ少女』ではラスボスとなる。負けても話が進むパターンだが、勝つこともできる。こちらの攻撃をスイスイ避けるし、体力もかなり高い(原作ではもっとよけるが体力はここまで高くない)。普通にやったら倒すのに60分近くかかる。こちらの体力が尽きるか、面倒くさくなって途中で諦めてしまう。
第6位 プライド(矜持)21回
名前の意味は矜持。ブラッドレイ大総統(ラース)の息子と言うことになっており、外見はちびっこである。伸び縮み自由自在の影を操って戦う。手数も多く、近づきにくい。
真っ暗闇になると影がなくなるので戦闘力が0になってしまう。暗闇でライオンのキメラ、ハインケルさんに襲い掛かられたときは無抵抗のまま延々と引っかかれ続けていた。
また、車に轢かれやすいのも欠点。昔、車に轢かれそうになったことがあると話していた直後、猛スピードで走ってきた車に轢かれてしまった。合計21回で第6位。
第5位 グリード(強欲)30回
金、オンナ、地位、名誉、この世の全てのものを欲しがる男。体を硬化させてガードする『最強の盾』の持ち主。1人目と2人目がいるのだが、合算して30発。
1stグリードは仲間に後ろから自分の頭をトンファーで殴らせ、吹っ飛んだ頭がすぐに回復する様子を披露した。エドワードと交戦して4発被弾後、ラース(ブラッドレイ大総統)と交戦。剣裁きの速さに硬化がついていけず、一太刀も浴びせられず完封負け。15回は死んだらしい。捕獲され、体を消滅させれられてしまう。
2ndグリードはリンの体を乗っ取って復活。リンから助言を受けたり、代わりに戦ってもらってからは被弾する回数も減った。1stグリードの被弾は17。2ndは13発である。
第4位 ラスト(色欲) 50回
美しい黒髪、胸元の開いたドレスを身にまとう女性。指先を伸ばして相手に突き刺して戦う。
銃撃されても放っておくタイプ。ホークアイ中尉の銃弾も一切よけなかった。胸元の開いたドレスなのであまり体は動かしたくなかったのかもしれない。
最期はマスタング大佐に焼き殺された。彼女の指先がマスタング大佐にあと数cmというところまで迫ったが、そこで力尽きる。もっと運動に適した服を着て、銃撃も適切に処置していれば、勝負の結果も変わっていたはず。
死後、ラースが「ラストも人造人間としての矜持をもって死んでいったんじゃないか」ということを話していた。美しい恰好でエレガントに戦うのが彼女にとっての矜持だったんじゃないかと思う。合計50回の攻撃を受けて第5位。
第3位 グラトニー(暴食)54回
身長の低い太ったホムンクルス。口癖は「○○食べていい?」。この○○は「お菓子」とか「お肉」などではなく、「このおっさん」や「女の子」という言葉が入る。怒るとあばらを開いて腹部を露出し、なんでも丸呑みするようになる。炎も呑む。
一般将校から銃撃され、犬にも噛みつかれる。「奴と同じレベルだと思われるのは心外です」と仲間内のプライドから卑下されることもあった。
54回のうち17回はランファンの攻撃を受ける。頭を縦に真っ二つにされたり、顎関節を境目に切断されたりしていた。脂肪が蓄えられているからよく切れたのかもしれない。第3位である。
第2位 エンヴィー(妬み) 66回
普段はロン毛でへそ出しルックの美青年を模したホムンクルス。
「ニンゲンふぜいが見下してんじゃねぇ!!」
「あんたらゴミ虫がぎゃんぎゃんわめいてるのがおもしろいのにさぁ!」
など、人間に対して最も侮蔑ワードが多い。
「人間ってやつは操り易い面白い生き物だ!」
と高を括っているため、足元をすくわれやすい。錬金術や体術に秀でているわけでもないホークアイ中尉から銃弾を何発も受け、科学者のマルコーにも一度分解されてしまった。
最期は親友をエンヴィーに殺されたマスタング大佐と交戦。復讐に憑りつかれた人間の姿に恐怖した。28回も焼かれ、合計被弾66発。第2位。
第1位 スロウス(怠惰)80回
80発食らって第1位。バンダナを巻いてそこそこロン毛の巨漢。口癖は「めんどくせぇ」。上からの命令で地下のトンネルを掘り続けていたため、物語序盤はほとんど姿を見せなかった。
終盤、オリヴィエ・アームストロングの殺害命令を受けてオリヴィエとその弟アレックス、一般兵と交戦。目に見えない速さで突進を繰り返すが、直線的な動きであることから、先を読まれてカウンターを多く受けていた。
銃弾や砲弾は撃たれたら撃たれっぱなし。ただただ、上からの命令を遂行しようとする。ブリッグズ兵に銃弾、砲弾を喰らい、アレックスにはたくさん殴られた。全80発で第1位である。
今際の言葉は「生きてるのもめんどくせぇ」。
ちなみにスロウスの声優は立木文彦、アレックスは内海賢二である。どちらも北斗の拳でラオウ役を務めていたことがあり、ある意味、新旧ラオウ対決である。アレックスもスロウスもラオウに似た体格。映画では誰がそれらの役をやるんだろうか。
ホムンクルスに攻撃した回数の多いキャラ上位10名をグラフ化した結果
上位3名はエドワードの上官にあたる軍人たち。ホークアイは銃弾1発を1カウントとしたため、トップになった。多分、ホムンクルス側からしたらHPが1削られたくらいの認識でしかないだろうが、皮膚の再生が見られたため、確実にダメージは与えていた。
『錬金術師の言う通りこの世の理が等価交換で表せるのなら 新しく生まれて来る世代が幸福を享受できるように その対価として我々は屍を背負い血の河を渡るのです。』
第30話、ホークアイの言葉である。主人公エドワードももちろんプライドを倒したり、親玉を倒したりと見せ場が多いが、第9位だった。
(山川悠)