先週から続く大雨のために、大幅に水位が上昇したセーヌ川。この大雨による増水のためドイツでは死者が報告されるなど、さまざまな被害が出ています。またセーヌ川が街の中心を横切るパリでは、ルーブル美術館やオルセー美術館が休館するなどの影響が出ています。
 


 
今回の動画はパリ警視庁が撮影した、「ドローンで撮影したセーヌ川の増水」の様子です。動画を見ると、増水は河川の土手などの周辺施設を飲み込んでいますが、市街地には大きな影響は与えていないようです。
 
ただし報道では、セーヌ川沿いを走るRER(パリ高速鉄道)の一部の運行が中止されているそうです。また南部のヌムール市では市民が3,000人避難するなど、地域によって被害の状況は異なります。
 
このようにセーヌ川は一時水位が5m以上も上昇するなど、一部地域で氾濫、または洪水の恐れがありました。ただし、現在はバルス首相が「パリでは水位が低下に向かっている」と発言するなど、徐々に事態は収束に向かっているようです。
 
ヨーロッパは初夏を迎え気持ちのいい天気が続いていますが、川沿いの街を訪れる際にはお気をつけ下さいね。
 
Image Credit: Paris Police Prefecture
■La crue de la Seine filmée par un drone
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