日本でも夏にかけて問題となる「ハチの巣」。自治体によっては巣の除去に補助金が出ることもありますが、いつでも頼れるわけではありません。そんな恐ろしいハチの巣に対抗すべく、「ハチの巣を遠隔操作で撃退するドローン」が開発されました!
 


 
フランス企業のDrone Voltによるハチの巣撃退ドローン「Drone Spray Hornet」は養蜂家との協力で開発されました。Drone Spray Hornetは遠隔操作で飛び立ち、内蔵したスプレーでハチの巣を撃退することができます。またカメラを搭載しており、巣の除去を動画で確認しながら正確に行うことが可能です。

ドローン本体の重量は約3kgで、750mlのスプレー缶を内蔵可能。飛行時間は9分〜18分で、いざというときのためにパラシュートも装備しています。動画でもハチの巣にスプレーを発射している様子が確認できますが、まるで自分の手がハチの巣の前までに飛んでいって、スプレーをしているようですね!

現在ヨーロッパの一部ではアジア地域から侵入したハチ(おそらくツマアカスズメバチ)の害が広がっています。このハチはミツバチを含む他の昆虫を捕食し、生態系に大きな被害を及ぼします。さらに巣を守るために非常に攻撃的なことで知られ、日本でも対馬などで被害が報告されています。
 
ハチの巣を撃退するために小型で小回りの利くドローンを利用するのは、なかなかのナイスアイディアですね!
 
Image Credit: Drone Volt
■Insecticide-packing drone takes out hornet nests
http://www.gizmag.com/drone-spray-hornet-drone-volt-france-asian-hornet/43642/?utm_source=rss&utm_medium=rss