世界各国の「年末商戦」を狙う中国人 「仕事納め」ならぬ、「爆買い納め」？
米国では、１１月第４木曜日の翌日を「ブラック・フライデー」と呼び、クリスマス商戦の開始日とも言われている。今年（２０１５年）の「ブラック・フライデー」は２７日金曜日だ。日本で言うとお正月の初売りのような賑わいをみせる同商戦については米国の経済指標の一つとして注目されている。一方、中国メディアでは異なった見方を伝えている。同商戦をどのように“攻略”するか伝える記事が目立つのだ。
また、中国人が狙っている年末商戦は、米国だけではないようだ。中国メディアの信息時報は２３日、年末に海外で「爆買い」をする中国人旅行客に向けて、日本での買い物情報を紹介する記事を掲載した。
いわく、日本では電子炊飯器、洗浄便座、医薬品が狙い目の商品だそうだ。そのほか、一部の商品は中国国内で買うより安いことを指摘。例として、ある１２０グラムの洗顔石鹸について、中国のドラッグストアで購入すれば４５元（約８６０円）だが日本で購入すれば、４２０円だと紹介した。
同記事ではイギリスとオーストラリアの特徴も紹介している。年末商戦と聞くと国内での消費活動を連想しがちだが、はたして日本は中国人のこの購買力をどこまで活かせるのか。日本企業の海外向け年末商戦戦略に期待が高まる。（編集担当：大平祥雲）
