TBS60周年記念ドラマの主役を演じる

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 女優、松嶋菜々子(41)が思わぬ騒動に巻き込まれた。

 5月16日早朝、大手ポータルサイトのヤフーにあがった1本の記事がコトの発端だ。

 『松嶋菜々子「従軍慰安婦」演じる』

 そう題されたニュースが配信され、炎上騒ぎに発展したのだ。

従軍看護婦のはずが…

 スポーツ紙の芸能担当記者が語る。

「日刊スポーツが配信した記事は、松嶋が主演する8月放送予定のTBS系ドラマの内容を報じるものでした。松嶋が演じるのは、戦地に赴いた『従軍看護婦』の役。記事ではきちんと『従軍看護婦』と記されていたが、記事の配信担当者が誤って『従軍慰安婦』という見出しをつけてしまったようだ」

 掲載されてすぐに見出しは訂正されたが、この失態をネット住民が見逃すはずはなく、掲示板などでこの?誤報?が拡散。一連の騒動を週刊誌や夕刊紙が取り上げる事態に発展した。

 週刊文春5月28日号(文藝春秋)もこの騒動を取り上げ、ニッカンが朝日新聞と関係が深い点に言及して『松嶋菜々子が「従軍慰安婦」⁉ 朝日系メディアの大誤報』との見出しで報じている。

 松嶋といえば、大ヒットした2011年放送の日本テレビ系ドラマ「家政婦のミタ」での家政婦役でお馴染み。ただ、それ以降は目立ったヒット作はない。

「最近はメディアへの露出も減り、話題になることもめっきり少なくなっていた。本人にとってはトバッチリ以外の何物でもないが、今回は、不本意な形で注目を浴びてしまった」(前出のスポーツ紙記者)

 折も折。女性セブン6月4日号(小学館)は、夫の俳優、反町隆史(41)とともに、子どもの運動会に駆け付けた松嶋の姿をキャッチ。不仲説も報じられた2人だったが、久々に夫婦水入らずの様子をみせた。

 ただ、ここでも松嶋の受難は終わらない。

「タイミングが悪いことに、5月13日には北海道、20日に都内で、と飼い犬に関するトラブルから事件に発展したニュースが立て続けに報じられてしまった。この2件に松嶋はまったく関係ないのですが、過去に愛犬のドーベルマンが同じマンションの住民に噛みつく事故を起こしている。しかも、被害者側からこの一件で裁判を起こされ、1725万円の損害賠償が出た。飼い犬トラブルが相次いだことで、反町・松嶋夫妻の過去の失態も、クローズアップされかねない状況になっている」(同前)

 踏んだり蹴ったりとはこのことだ。

(取材・文/浅間三蔵)