ロナウジーニョの実兄で代理人も務めるロベルト・デ・アシスが、ブラジルメディアを通じて代表監督のパレイラにアドバイスを送った。ロベルト氏は、W杯今大会でいまだノーゴールと不調を囁かれるロナウジーニョの問題点を「そのポジションにある」と語り、「パレイラは彼を相手ゴールから遠い位置に配している。それが彼の持ち味を消している」と指摘した。

「ゴールから遠いポジションでヒールパスやまたぎフェイントなど華麗なプレーをしても全く意味がない。それどころか、その場所でボールを奪われれば、カウンターをくらう。ロナウジーニョは恐らく窮屈な思いでプレーしているだろう」とロベルト氏。

さらに「その問題を解決するカギはガーナ戦にあった」と語る同氏は、その試合の後半16分に投入されたジュニーニョ・ペルナンブカーノの起用をパレイラ監督に訴えた。「ジュニーニョが入ったあとのブラジルは格段にリズムが良くなった。それはロナウジーニョが、よりペナルティーエリアに近い位置でプレーできたからだ。だからジュニーニョを先発で使ってみてはどうだろうか」と話している。