7日、日本外国特派員協会で会見に臨んだパフィーの2人(撮影:徳永裕介)

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人気女性デュオ「パフィー」の吉村由美さんと大貫亜美さんが7日、東京都千代田区有楽町の日本外国特派員協会で会見を行った。

 パフィーは海外では「パフィー アミユミ」として活動しており、2人を主人公にした米アニメ「ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ」は110カ国以上で放映されている。今月24日にはニューヨークで行われる感謝祭の大パレード(百貨店メーシーズ主催)でフロートに乗り込み、歌を披露する予定。毎年250万人が見物に訪れ、5000万人がテレビで見るといわれる米国の国民的行事で、日本人としては初出演になる。

 会見での主なやりとりは次の通り。

──ライブでは、国によって観客の反応は違うか(ニューズウィーク誌)

由美「米国人は“のる”ことが上手。日本には団結力がある。アジアに行くと、自分がアイドルになった気分になる」


──パフィーが米国で成功したことで、これから日本のバンドは米国で成功しやすくなったと思うか(IDG)

由美「成功への道を開いたとは思わないし、開いてやろうとも思わない。私たちはただ自分たちが楽しくやっているものを、いろいろな人たちに聴いてもらえればいいと思う。日本にも素敵な音楽があるので、それも聴いてもらえればいいな」


──すごくきれいな日本語を使っているが、日本語をマスターする能力があるのは大変頭がいいからだと考えている。それが今回の成功に結びついているのではないか(ヒロミチ マスヒコ氏)
 
亜美「そんなことを言われたのは初めて。米国では若くみられているが、結構な歳なので、日本語ぐらいしっかりしていないと」


──パレードでは、何をするのか(ビルボード誌)

由美「フロートに乗って街を移動し、最後にメーシーズの前で一曲歌う。実際に行ってみないとどんなものかわからないので、ちょっとドキドキしている」


──日本と米国の記者を比べると、どちらがばかな質問をしているか

由美「どうだろう。そういえば、米国で『チョコレートのM&M'Sは何色から食べますか』と聞かれた。赤ですかねえ、ととりあえず答えておいた」


──米国では、女性ポップ・スターは会社側からセクシーにするよう圧力がかかるようだが、パフィーの場合はどうか(ヴィレッジ・ヴォイス紙)

由美「誰からも『こうしなさい』と言われたことはない。仮にセクシーにするよう言われたら、今ごろ実家の家業を継いでいただろう。好きなようにやらせてもらっているが、皆さんはもう少しセクシーの方がいいですか」


──米国の女性ポップ・スターで、ロール・モデルになる人はいるか(ヴィレッジ・ヴォイス紙)

亜美「誰だろう。でもこの間、シンディー・ローパーさんと一緒に仕事したが、本当にかわいいと思った。服もキュートだった」


──ポップ・スターであり、アニメのキャラクターの主人公でもあるという意味では二重の人生を送っていると思うが、アニメキャラクターに支配される感覚はあるか

亜美「アニメのキャラクターは自分の子どもでもおかしくないくらい設定年齢が低いので、客観視している。混合する感覚はない。ただ、アニメのように110カ国で観てもらうことはできないので、アニメにがんばってもらって、その七光りを受けたい」

【了】

■関連リンク
The Hi Hi Puffy AmiYumi Show
メーシーズ・オフィシャルHP(感謝祭ページ)