京都大学の青山朋樹准教授らによる研究グループは、高齢者の転倒事故のリスクを評価して転倒予防の意識啓発を促す計測システムを開発した。高齢者の転倒には、2つの課題を同時に処理する二重課題処理能力の低下が関与していると考えられているが、これまでの二重課題処理能力の測定方法では詳細な定量評価ができなかった。今回の研究では、PCの画面上に出た矢印の向きに従って被験者が移動する実験を行った。その結果、この