アトレティコ・マドリーMFアレッシオ・チェルチがミランを選んだことで、インテルはアーセナルFWルーカス・ポドルスキにより近づいている。彼はこれからの6カ月をインテルで過ごすべく、イタリアに喜んで来るつもりだ。

世界王者でもあるポドルスキは、出場機会を求めている。そしてインテルがそこに飛びついた。27日に行われたアーセナル幹部とのランチは、大きな兆候を示している。これから、アーセナルとポドルスキの話し合いもあるだろう。

26日のQPR戦でFWオリヴィエ・ジルーが頭突きを見舞って退場となり、出場停止を科されることから、アーセン・ヴェンゲル監督がポドルスキ放出にブレーキをかけることへの懸念もあったが、おそらくは選手の環境を変えたいという希望の方が上回るだろう。

続いて、インテルのピエロ・アウジリオSDはチェルシーMFモハメド・サラーの代理人とも会う予定だ。今年1月にチェルシーに加入した23歳のエジプト出身選手である。ロベルト・マンチーニ監督は2人のウィンガーを求めており、その一人がサラーになるかもしれない。

なお、ポドルスキ本人はポーランド『Super Express』で次のように話している。

「2015年に何を願うか? 健康と言わなければいけないだろうね(笑) 移籍? 僕はもう20歳や21歳じゃない。一つのチャンスを待っていることはできないんだ。僕は29歳で、プレーしたいんだよ。試合に出たいのさ! 僕はクレイジーじゃない。スタンドに行きたくはないんだ」

「今やっている以上に何ができるだろうか? チャンピオンズリーグで2得点しても、すぐにベンチだ。あとは何を見せればいいのか、分からないよ。この数日でクラブと話す。僕に対する彼らの考えを知る必要があるんだ。ヴェンゲル監督は盲目じゃない。彼は僕に何ができるかを見ている」

インテルへの移籍については、「何も決まってはいない。まずはアーセナルがどうしたいのかを知らなければ」と述べるにとどまった。