ユヴェントス戦が終わり、クラブの売却交渉が騒がれれば、サッスオーロ戦に集中するのは難しいことかもしれない。インテルのワルテル・マッツァーリ監督はそれを分かっている。

「ユーヴェ戦後の賛辞はうれしかったが、今はそれらすべてを忘れなければいけない。インテルは再びリスペクトされるようになったね。どう緊張感を保つか? 選手たちには、サッスオーロは本来値するだけの勝ち点を得ていないだけだと警告した」

「サッスオーロはとても組織されたチームだし、モチベーションにあふれているだろう。我々を苦しめようとしてくるはずだ。我々はしっかり準備しなければいけない。闘争心あるプレーをすれば、ビッグゲームにできるはずだ。だが、イタリアのチームはどこもハイレベルだからね。選手たちがどうやるかを見てみたい」

マッシモ・モラッティ会長はこの日も練習を見学し、チームのそばでいることを示した。マッツァーリ監督はクラブ買収に関して首を突っ込むことはしないと話している。

「会長はすごく落ち着かせてくれ、選手たちを鼓舞してくれた。インテルがますます高いところへたどり着けるようにね。それ以外のことは、我々には関心ない。会長の言葉だけで十分だ。会長はインテルを愛している。彼が何かを決めたなら、それはクラブのためだ。チームと私はピッチのことに集中しなければいけない」

FWディエゴ・ミリート復帰の可能性については、次のように話している。

「良くなっているようだね。スピードが増している。だが、長期離脱していたのだから、プレッシャーをかける必要はない。ただ、彼は良い道にいるよ」

人種差別チャントでウルトラスのスタンドが閉鎖されることについては、こう述べるにとどまった。

「私にはそれほど深刻なことは感じられなかった。だが、自分がコントロールできない状況に関して話すことは好きじゃない。その件には触れないでおきたいね」