6月25日に韓国大統領府のホームページ(HP)が何者かにハッキング攻撃を受けた際、ホームページに会員登録した人の個人情報が流出していたことが30日、明らかになった。複数の韓国メディアが報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 6月25日に韓国大統領府のホームページ(HP)が何者かにハッキング攻撃を受けた際、ホームページに会員登録した人の個人情報が流出していたことが30日、明らかになった。複数の韓国メディアが報じた。

 大統領府関係者は、HPに登録した会員20万人のうち、約10万人の情報が流出したと話した。流出した情報は氏名、生年月日、ID、IPアドレス、住所の5項目。パスワードと住民登録番号は暗号化されており流出しなかった。同HPは、2009年7月にも分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を受けたが、個人情報が大量流出したのは今回は初めてという。

 ハッキング攻撃を受けた当時、大統領府HPには「偉大な金正恩首領」、「統一大統領、金正恩将軍万歳!」などの文字が現れた。また、国務調整室、与党セヌリ党、朝鮮日報なども被害を受け、同日、海外サイトにセヌリ党の党員名簿や、大統領府の会員情報などが公開された。

 大統領府は28日に謝罪文を掲載し、念のためにパスワードを変更する予定としている。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)